アソコの毛の話と日本スタイル②

二十四節気

 

前回のブログで、今、日本で女性がオス化しているという話をしました。同時に草食系男子も増えています。これらの原因は一体何なのでしょう?

その最たるものは、「ストレス」です。 ここ数十年を見ても、家庭環境や雇用環境の変化、それにITの導入によって私たちが暮らす日常は大きく変わりました。全てにおいて結果とスピードが求められるようになり、男性も女性もホルモン分泌に異常をきたすような社会になったことは否めません。

この先、人類は男女の性質が全く入れ替わってしまうのでしょうか?それとも何か解決策はあるのでしょうか?今回はそのあたりを考察してみたいと思います。

 





 

 

■ホルモン異常の背後にある社会的原因

近年、実際に日本人男性における男性ホルモンの値が減っているというデータがあります。男性の草食化も闘争本能や意欲の向上をもたらすはずの男性ホルモンの低下がひとつの原因として考えられます。

一般的に男性ホルモンの分泌のピークは20代で、それ以降は年齢とともに緩やかにカーブを描きながら減少していきますが、驚くべきことに最近は40代の男性ホルモンの値のほうが60代よりも低いというデータもあり、現代男性のホルモン減少は何も「草食化」というイメージだけの問題ではないことがわかります。

男性で40代と言えば、社会の中でも最も活躍が求められる年代です。上司と部下の間で板挟みの中間管理職だったり、住宅ローンの返済や家庭の問題、はたまたリストラの心配など、ストレスを最も感じやすい年代とも言えるわけで、それが男性ホルモンの分泌低下に繋がっているのは確かです。

 

■女性にも厳しいストレス社会

逆にオス化していると言われる女性のほうも、さまざまなストレスに晒されています。特に顕著なのが20~40代の女性。日本において、終身雇用で安泰と言われた時代は過去の話。腰かけ気分で働いていては、即解雇されてしまいかねません。正社員になりたくてもなれず、契約社員やパート勤務で低賃金で働かなくてはならなかったり…。

昔なら、結婚という選択肢もあったかもしれません。しかし、相手が見つからないとか、つき合っている男性が煮え切らなくて結婚に踏み切れない、好きな相手は既婚者であるなど、今は状況も複雑化しています。だからこそ結婚相談所が花盛りなのでしょう。

また、既婚者であっても問題のタネは尽きません。子どもを欲しくても働きながら子育てするには十分環境が整っていなかったり、いざ出産しても少子化社会ではその後の子育てで周囲のサポートが得られなかったりもします。

独身者とて世間の物差しがどうしても「家族」中心である以上、異端視されたり、寂しさや孤独という問題と向き合わねばなりません。いずれにしても現代はどんな立場においても実に多種多様なストレスに溢れています。

 

■ストレス社会を乗り越えるには?

しかし、ストレスを全くゼロにすることは不可能ですし、多少のストレスは生きるのに必要なものでもあります。では、どのようにすれば、現代人がストレスを軽減し、男性が男性らしく、女性が女性らしく生きることができるようになるのでしょう?

大切なことが2つあります。

①自律神経を整えること。

②ホルモンバランスを整えること。

要は、当たり前のことなのですが、バランスの良い食事、十分な睡眠、適度な運動をしっかりすることなのです。それに加えてもうひとつ提案したいのが「伝統的な日本の暮らしを見直すこと」

男性らしさ女性らしさをどこに見出すかは、実際、人それぞれだと思います。ですが、日本文化の中にはそうした性差に元づいて考えられた知恵や様式がいっぱい残されています。

 

■改善のヒントは日本人の暮らしにあった!■

明治維新と、それに続く幾度もの大戦を経て、日本は急速に欧米化しました。それによって暮らしのスタイルが大きく変わり、現代は男女の性差が少ないユニセックスな指向があらゆる分野で当たり前になってきました。

しかし、伝統的な暮らしにおいては男女の性差は明確に線引きされていて、それをベースに日本人の暮らしは営まれてきました。

昔は着物や浴衣を着て、畳に正座、床に布団を敷いて眠り、一汁一菜の和食を食べて暮らしていました。日の出とともに起床、沈むとともに就寝の生活。二十四節気という一年の暦を中心に暮らし、自然と調和する中で自ずと男性は男らしさを身に付け、女性は女らしさを身に付けていたのです。

着物にも、男女により造形の違い、着こなし方の違いがあり、立ち居振る舞いにも様式の違いがちゃんとありました。例えば、帯の位置ですが、男性は低く腰骨の位置で結び、女性は高くウェストの位置で結びます。陰陽の観点から見れば、男性の方が地面に近い陽性で、女性は地面から遠く陰性の性質を強調する結び方と見ることができます。

なお、健康の観点から言っても和服は大変優れています。着るだけでも背筋が伸びて姿勢が正しくなりますし、歪んだ骨盤や外側に開いた股関節を正しい位置に戻してくれる効果もあります。また、和服だと所作が制限されるゆえ、女性は色っぽい仕草にもなります。

 

■日本スタイルを暮らしに取り入れよう!

自宅で着物なんて無理と思われる方も、日本的暮らしを取り入れることは不可能ではありません。例えば、飲み物をいつものコーヒーからちょっと抹茶に代えてみる。できれば茶筅と茶碗を用意して正座し、お茶を点ててみる。抹茶はビタミンCと食物せんいが豊富で抗酸化作用や便秘解消効果もあります。よって、上手に活用すれば健康に良いし、ホルモン分泌の正常化を助けます。

お掃除だって日本スタイルを取り入れることは可能です。いつもの掃除機やクイックルワイパーをお休みし、代わりに床を雑巾掛けするのです。四つんばえで行う作業は余分な脂肪を燃焼し、ダイエットに効果があるばかりか、外に開ききった骨盤を正常位に戻し、深層筋を鍛え、腰痛予防にもなります。骨盤が整うことが何より性ホルモン正常化の助けになるのです。

このように数え上げればキリがないくらい和の暮らしにはストレスを解消し、性ホルモンの正常化に有効なアイデアや動作が多く含まれています。しばらくはこれらを実行し、ある時ふとアソコの毛を観察してみてください。

もしもあなたが女性で、今までアソコの毛が菱形に分布していたものがきちんと逆三角形に生え揃っていたならば、ホルモン異常によるオス化が修正され、より女らしい女性へと変貌しつつあることを示しているかもしれません。

そんな時は、ぜひ私noahnoahにご一報ください。ささやかながら心を込めたお祝いのメッセージを贈らせていただきたいと思います。

 

 

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