アソコの毛の話と日本スタイル①

男と女

 

最近、日本で女性がオス化しているという声を耳にします。反対に草食系男子が増えているとも言われます。一体、日本人の性ホルモンはどうなってしまったのでしょうか?

女性のオス化についてですが、それは男性ホルモンの影響によってもたらされます。女性であっても男性ホルモンが分泌されるのです。本来ならその作用が男性ほどには活性化してないのであまり表面には出てきません。ところが一度ホルモンバランスが崩れ出すと、その働きが活発化して強く出てきてしまうのです。


■男性ホルモンの困った働き3つ

女性のオス化を加速する原因、男性ホルモン。では、男性ホルモンにはどんな作用があるのでしょう?それには次のようなことが挙げられます。

  1. 頭髪が薄くなる。
  2. 太いヒゲが生えてくる。
  3. おまけにアソコの毛も生えてくる。

いずれも頭髪や毛にまつわる現象が多いことにお気づきでしょうか。男性ホルモンは人類にとって恐るべき毛の支配者であり、毛の陰の内閣府とも言えるわけです。では、一つ一つ説明してみたいと思います。

1.頭髪が薄くなる。

男性で髪の毛の悩みを抱えている方、結構多いのではないでしょうか?かくいう私も笑っちゃうほどに年々少なくなっています。父方の祖父が薄かったので遺伝的なものもあるのでしょう。この薄毛やハゲに男性ホルモンが関与しているのは周知の事実です。

主に男性ホルモンのテストステロンが、体内で変換される過程で呼び名が変わります。その中で最も活性度が高いのがジヒドロテストステロンというやつで、こやつが増えるのが薄毛やハゲの原因とされています。

これが増え出すと、皮脂の分泌を促し、活性が高くなると脂取り紙で拭いても拭いても肌のベタつきが気になるようになります。その結果、毛穴に皮脂がつまりやすくなり、毛穴が緩んで毛が抜けやすくなるというわけです。

女性の場合、男性ホルモンが活性化し、逆に女性ホルモンが低下した場合、薄毛になりやすいです。年齢とともに女性ホルモンは減少の一途をたどるため、閉経以降の女性や高齢者には薄毛が多いです。けれど最近は、食肉用の家畜に大量に使用されるホルモン剤やシャンプーなど化学物質の影響もあるのでしょう、若い女性にも薄毛で悩む人が増えています。

 

2. 太いヒゲが生えてくる。

男性ホルモンはとってもあまのじゃく。頭部の毛を抜けやすくするはずのジヒドロテストステロンには、頭部以外の場所の毛は太くし、抜けにくくする困った性質があります。全くもって迷惑な話です。一般的に男性のヒゲや体毛が濃いのもこの性質の仕業です。

最近は、女性にもヒゲが生えるケースが多いと聞きます。本来は柔らかいはずのうぶ毛が急に濃くなったり、太くなり始めたなら要注意!特にアゴから太いのが定期的に生えてきてヒゲ剃りが必要になったならそれは間違いなく男性ホルモンが活性化しているサインです。

話がそれますが、私の好きなメキシコ人画家にフリーダ・カーロがいます。眉毛が一本に繋がってうっすらと上唇の上にヒゲの生えた自画像。ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

 

『自画像』フリーダ・カーロ作 1940年




彼女は恋多き女で、二度の結婚の他にも彫刻家イサム・ノグチやロシアの革命家トロツキーと恋に落ちるなど自由奔放で情熱的な人生を送りました。

ある実験の結果、体内のテストステロンの値が高いほど、人の恋愛感情や性欲を高めることがわかっています。テストステロンはまさに「愛の狩人」。男性ホルモンが高い人ほど恋愛体質とも言えるでしょう。まさに眉毛繋がりのフリーダはオス化女性のアイコンと言っても過言じゃないでしょう。

 

でも、だからと言ってモテなかったわけじゃないのは前述した通り。恋愛ということになれば、自信が勝負です。日本人なら多くの人が「変な感じ」と思ってしまう繋がり眉毛も、フリーダは「私の額の一羽の小鳥」と呼んでたいそう大事にしました。ヒゲが生える=モテない、ではないのです。だいぶ話がそれました。

 

3. おまけにアソコの毛も生えてくる。

さあ、ヒゲだけで驚いている場合じゃありません。男性ホルモンは体毛を濃くする働きもあります。欲しいところに生えなくて、生やしたくない所に生やすなんて、神様もずいぶんといけずな方です。

体毛には大きく分けると2つあります。一つは「性毛」、もう一つは「無性毛」。性毛は思春期に生える毛のことで、わき毛や陰毛、男性の専売特許である胸毛やすね毛もこの性毛に属します。基本的にこれらにも男性ホルモンが関与しているので、女性がオス化して濃くなるのも性毛のほうです。

一方の無性毛とは、まつ毛や眉毛、頭髪など思春期以前から生えているものを指します。

注目すべきは、性毛であるところの陰毛です。陰毛に関して言えば、分布している場所によって、男女どちらのホルモンがより強く関与しているかがわかるのです。女性がオス化しているかどうかを見分けるのに陰毛の生え具合を見ればそれが一目瞭然というわけなのです。

 

■陰毛の生え具合で男性ホルモンの影響がわかる?

その陰毛の生え具合、どう見れば良いと思いますか?

今からご説明しましょう。下腹部から鼠蹊部、いわゆる骨盤全体を見た時に、半分から下の逆三角形エリアに生えていたとしたなら、それはちゃんと女性ホルモンの働きによって生えていると考えられます。そのエリアは女性ホルモンが関与するからです。

しかし、男性ホルモンの働きが強いと、逆三角形ではなく三角形、すなわちお臍に向かって骨盤から上のエリアに向かって生えるのです。全体としては菱形に見えます。

私なども典型的な男性ホルモン活性型の分布なのですが、さてあなたはいかがですか?もし女性でそのようにして菱形に毛が生え出し、性毛が濃くなった場合には明らかに男性ホルモンの活性が高くなってきたと考えて良いでしょう。

このあたりの毛の話はプライベートゾーンに関する部分なので、実際に私自身がたくさんの女性のサンプルを見てお話しているわけではありません。以前読んだ医学雑誌の受け売りです。しかし、目安としては面白いのでご紹介した次第。

 

■競争社会と忙しさのストレスが女性のオス化を加速する?

ではなぜ、現代の女性はオス化が進んでいると言われるのでしょう?

理由は色々挙げられると思いますが、一つには女性の社会進出があると思います。今やどの家庭も共働きは当たり前。女性はどんな職場においても男性並みに働くことを求められます。特に成績や手腕を求められる職種ではそれが顕著です。常に競争しなければならない環境下にある女性たちは自ずと男性ホルモンの分泌が盛んになるようです。

男性ホルモンの作用の一つとして、意欲的になることが挙げられます。受け身ではなく積極的に行動し、自信をみなぎらせ、集中力を発揮するのも男性ホルモンの影響なのです。

イギリスのある調査でも、金融関係のトレーダー男性17人のグループのうち、テストステロンの値が高い人ほど、好成績で大きな利益をあげたそうです。また、アメリカの学生対象の調査でも、テストステロン値の高い女子学生ほどリスクの高い仕事を選ぶ傾向が強かったそうです。負けず嫌いで、困難に果敢にチャレンジする気風を持っているということですね。これらは典型的な男性の資質であるとも言えます。

けれど、そうした忙しい競争社会の中に身をおくと、注意したいのが「ストレス」です。もしかしたら、オス化の最大の原因こそ「ストレス」と言っても良いかもしれない。ではなぜ、ストレスが女性のオス化を加速させてしまうのか?

……実はこれ、男性の草食化ともセットで考えるべき問題なのです。理由については次回にお話したいと思います。

 

 

⭐️ 30代半ばで会社をクビ。さらには離婚。以来、病的ホットフラッシュ、大量脱毛、8キロ太って肌ボロボロ。その原因はホルモンだった!若年性更年期と告げられた著者が、15年かけて医師と二人三脚で改善を勝ち取り女性を取り戻すまでの奮闘記。そこでわかったこととは?

死んでも女性ホルモン減らさない!

新品価格
¥1,650から
(2020/9/23 19:57時点)

 

にほんブログ村 健康ブログへ

★ついでにポチッとして頂けたらうれしいです。ありがとうございます。

にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました