※ここのところ大事です。大根おろしは「おろしたて」を食べてください!


 

夏大根が美味しい季節です。煮て良し、生で良し、おろして麺類や焼き魚に添えるのもまた良し。思うに、大根ほど私たち日本人の暮らしになくてはならない万能野菜ってほかにないのではないでしょうか?

「大根役者」という言葉があります。江戸時代の歌舞伎で、良くない役者に対して揶揄する目的で使われたのが由来のようです。

では、なぜ良くない役者を称して「大根」と呼ぶのでしょうか?

諸説ありますが、まず第一に大根は消化に良くて「食当たり」しない。役者の演技が評判になって人気が出ることを「当たる」と言いますが、当たらないのは人気が出ない役者ということを意味します。

また、大根はどんな料理にも程よくマッチしてクセがありません。しかし、それは取り立てて個性がないことを意味します。役者は唯一無二の個性がある程、評価されるのです。

けれど、今まであげた役者としてのマイナス点って、野菜としてみれば全てが大きなプラスに転じるのではないでしょうか?

ですが、これほどまでに使い勝手が良い大根なのに、「あること」を知らないで使うと「大きな損失を被る」ことになるのです。

それは・・・

 

 


■大根は部位によって味が違います!

スーパーへ行くと、大根を一本まんま売っている場合もあれば、1/2にカットして売っている場合もありますよね。

さて、もしもあなたが大根おろしにして使うなら、大根の上半分を買いますか?それとも下半分を買いますか?はたまた、一本まんまで買ったとして上下どちらの方から使い始めますか?

実は一本の大根でも部位によって「味」が異なるのをご存知でしたか?

大根おろしにして使うのならば、葉っぱの方に近い上半分の淡黄色がかった部分の方がソフトな辛みのため、おろしそばや、おろしうどん、あるいは付け合わせとして、ご飯やお餅、天ぷら、焼き魚などあらゆる料理に合うのです。

真ん中の部分は、ぶり大根やおでんなど煮物料理を美味しくします。下半分の部分は繊維質が多く、辛みが強いのが特徴で、ふだんから辛いのが大好きな人はここをおろしに用いても良いですが、そうでなければ切り干し大根など辛みを甘みに変えてから利用されるのが一般的です。

 

■何でおろすかによって味と栄養が変わります!

夏の暑い盛りにツルツルっと喉を通っていく麺類、そこに大根おろしを添えていただくと涼感が増してもっと美味しくなりますよね。

しかし、この大根おろし、「ある特徴」を知らないとせっかくの風味や栄養を損なってしまうのです!

あなたはいつも何を使って大根をおろしていますか?

昔に比べ、キッチンツールもかなり機械化されてきました。例えば、フードプロセッサーを使うと、あっという間に大量の大根おろしを作ることができます。これは家族の多いご家庭や忙しい方にはとても便利です。

一方で、利便性よりも美味しさにこだわり、手おろし金を使って時間をかけてすりおろす方もいらっしゃるかも知れません。しかし、大根をおろす時にどんな「素材」を用いるかによって大根おろしの味が変わるのです。

実は鉄や銅など金属製のものを使うとビタミンCの酸化が早く進んでしまうのです。これはフードプロセッサーでも同じです。なので、味と栄養成分にこだわるなら陶器やガラス、プラスチック製のものを使うようお勧めします。

 

■時間が経つほど失われる栄養

もう一つ大事なことは「時間」です。あなたはおろしたての大根おろしをすぐに食べていますか?大量におろしたものをタッパウェアなどの保存容器に入れ、半日、いや一日中、冷蔵庫で保存したものを食べていやしませんか?

忙しい現代、家族みんなが同じ時間に食卓に集うことが難しいのはわかります。作り置きしていれば確かにいつでも食べられて便利です。しかし、大根おろしは、おろしたてを食べないとカラダに有効な栄養成分がガッツリと目減りしてしまうのです。

それは大根に含まれるビタミンCや酵素に原因があります。大根の白い根に当たる部分には、ビタミンC、食物繊維や消化酵素のジアスターゼ、カラクターゼが含まれています。

そして葉には、βカロチン、ビタミンCとE、カルシウム、食物繊維などカラダに必要な栄養素がたくさん含まれています。

 

■もう大根役者と呼ばせないで

しかし、このビタミンCは、時間が経つにつれどんどん失われていってしまうのです。あるデータによれば、おろした直後のビタミンCの量を100として、5分後には90%、10分後には85%、1時間後には76%、そしてなんと2時間も経過すれば、約半分の53%に減ってしまうのです!

後は時間経過に比例してさらに大量に失われてしまいます。ビタミンCはコラーゲン生成に作用したり、鉄分の吸収を良くしたり、肝臓の解毒を助けたり、ホルモン合成に関与したりと、美容と健康に欠かすことのできない働きがあります。これが失われるのは誠にもったいないのです。

また先ほどあげた大根に含まれる消化酵素のジアスターゼは消化を助け、カタラーゼは発がん物質を抑制する働きがあります。しかし、これらの消化酵素も時間が経つほどその効力が失われてしまうのです。

まとめますと、せっかくの栄養の宝庫であります大根、そして栄養食品であります大根おろしも、①どの部分を食べるか?②どんな素材でおろすか?③おろすタイミングはいつか?を考えないと、せっかくの栄養成分が台無しになってしまうというわけです。

さて、そうとわかったらこれからは作り置きせずに、食べる時にはおろしたての大根おろしをたっぷり食べて、上手にビタミンCと酵素を補給し、大根さんに目一杯、光る演技をさせてあげてください。

まさに、大根を生かすも殺すも用いるあなたしだい。これからはもう大根役者なんて絶対に呼ばせないでください。

 

 

 

⭐️糖尿病の専門医・牧田医師による食事本の続編。ところどころ疑問点がなくはないですが、従来の栄養学で検証されたことが加えられ大変良くまとまっています。食生活の基本を模索されている方には良い書だと思います。ここ20年位で日本もようやく「食」について触れるお医者さまが増えてきました。嬉しい傾向です!

医者が教える食事術2 実践バイブル 20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方70

新品価格
¥1,620から
(2019/8/14 10:53時点)

 

 

にほんブログ村 健康ブログへ

★ついでにポチッとして頂けたらうれしいです。ありがとうございます。

にほんブログ村 

 

 

TAG
スポンサーリンク
AD
AD
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク
AD

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA