人の心、それはモヤモヤとして実体があるようでないような、扱いづらい印象があるのではないでしょうか?
しかし、人は人と関わり、ある時はその心を納得させ、自らの希望に沿うよう動いてもらわねばなりません。
もしもあなたがオフィス内で、士気の低下している社員たちにもっと仕事を頑張ってもらおうと思うなら、どのようにやる気を起こさせれば良いのでしょう?
それには、そう。誰もが普通に持っている「イメージの力」を活用するのです!
人にもし自分のことを十分信頼してもらって、さらに思うままに動いてもらおうと思うなら、まず〇〇をイメージしてもらって、それに関わる次の4つの要素について、それを満たすように話をすすめていく必要があります。
<〇〇に関わる4つの要素>
①〇〇の魅力について
②〇〇の望ましさについて
③〇〇から予想される満足感について
④〇〇の重要性について
さて、〇〇には一体どんな文字が当てはまると思われますか?
そう。〇〇には「結果」の二文字が入るのです!
<結果に関わる4つの要素>
①結果の魅力について
②結果の望ましさについて
③結果から予想される満足感について
④結果の重要性について
これらを人間だけが持っているイメージの力を使って相手に伝えるのがとても大切なのです。
もしも前述したように、あなたが上司だったとして、士気の低下した部下たちにやる気を起こさせようと思うなら、頑張るという結果に対して、部下たちがどれだけ魅力を感じ、望ましく思い、満足でき、本人にとっても大切なことなのかをイメージさせる必要があります。
①結果の魅力について
「そうか、頑張るっていうことはとてもかっこよくて素晴らしいことなんだ!」と感じさせる。
②結果の望ましさについて
「そうか、頑張るとお給料も上がり暮らしも良くなるんだ!」と感じさせる。
③結果から予想される満足感について
「そうか、頑張るっていうことは人も喜ぶし、自分にとってもこんなに気持ち良いことなんだ!」と感じさせる。
④結果の重要性について
「そうか、頑張るっていうことは自分にとっても、会社にとっても、社会にとっても、とても大切なことなんだ!」と感じさせる。
もしもあなたの話から、実際こんな風に部下たちが思ってくれたとしたなら、説得はうまくいったと考えても良いでしょう。
もちろん、4要素のうち、相手がどの点に共感してくれるかはわかりません。4つとも心に響くかもしれないし、ある人はこの中から一つだけ響くという場合だってあるかもしれません。
ある人は結果の魅力についてのアピールにグッとくるかもしれないし、また別な人だと結果の重要性についてのアピールで心が動くかもしれないのです。人の感性は様々ですし、生きてきた背景だって異なるので、実際話してみなければわからないところはあって当たり前なのです。
それでも構いません。4つ全てがアプローチできなくても良いのです。最低でもどれか一つの要素だけでも構わないので確実に満たすようにアピールしていただきたいのです。
4要素ある中で、全く一つも効果がないということは考えられないものです。しかし、もし4要素全て試してみて、それでも効果がなかったとしたならば、何か別の理由、あなたが相手に嫌われていて言うことを聞いてもらえないか、もしくは相手の虫の居所が悪くて聞いてもらえないのかもしれません。
そんな時には無理せず、また日をおいて、別な時に改めて試してみてください。いずれにしても部下の士気の低下している時に「とにかく、やってごらんよ!」という言葉には全く意味がないことがおわかりいただけると思います。
「とにかく、やってごらんよ!」という言葉だけでは先に述べた4要素が全く含まれていない上、相手の持つイメージの力が全く発動していないのですから。
4要素は、車のシフトレバーのようなもの。これらがあって車は前へと進むことができるのです。
会話の端々に4要素をちらつかせて、相手にイメージさせ、感情を揺さぶる。これが人にやる気を起こさせ、行動に駆り立てるために最も必要な手順となるのです。
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