亜鉛不足〜その加工食品が味気ない人生を招く!

サプリメント

 

この人生において、喜びというのもはいくつかありますが、中でも美味しいものを食べた時に「うまい!幸せ!」と感じる喜びほど日々の暮らしに重要なものはありません。ところがこの美味しいと感じる感覚が私たちからなくなってしまったとしたならばどうでしょう?

例えば「砂を噛むような」という形容詞がありますが、もし何を食べてもまるで砂を噛んでいるかのように味気なく、旨味を感じることができなかったならば、私たちは人生の喜びを一つ失うに等しい。

甘味、塩味、酸味、苦味、旨味の五味は「味覚五味」と言って、人間がカラダに必要とされる成分を食べ物から摂取できるよう自然に備わった味覚です。もしも、私たちが有害なものを口にしたならば、すぐさま吐き出してしまうことでしょう。本来、味覚五味は口にしたものが安全かどうかを見分ける大切な感覚でもあるのです。

しかし、世の中にはこの五味が完全に失われてしまった人たちが存在し、それを「味覚障害」と言います。




■味覚障害の原因、それは亜鉛不足だった!■

日本における味覚障害研究の第一人者である富田寛先生がいらっしゃいます。富田先生は日本で最初に「味覚外来」をつくった医師としても知られています。

富田先生は、それまで正常だった味覚が突如異常に転じてしまう原因の一つに「亜鉛不足」をあげられています。味覚障害を訴えて院を訪れてくる患者さんの多くは年齢50歳以上で、これらの患者さんに「亜鉛剤」を与えたところ、なんと80%という高い確率で味覚障害が改善するのです。

私たちのカラダは味を「味蕾(みらい)」と呼ばれる器官で感じるようにつくられています。味蕾は数十個の味細胞から構成され、名前の通り花のつぼみに似たカタチをしています。一般的に味は舌先で感じているように思われがちですが、味蕾は舌の奥の方に数多く分布していてその数はなんと2000個あまり。

そしてこの味蕾の味細胞こそが、多量の亜鉛を必要としているのです。亜鉛を含む微量ミネラルは、カラダの中でビタミンやホルモンが円滑に働けるように縁の下の力持ちとなって働いてくれています。中でも細胞中のタンパク質の合成には大量の亜鉛が必要となるのです。

■亜鉛不足が種々の不調を招く!■

もしもこの亜鉛が不足したならば、味細胞は壊れやすくなり、やがてそれは嗅覚細胞にも影響し、食べ物の風味を感じられなくなるだけでなく、皮膚炎や爪の異常、食欲不振や下痢、免疫力の低下といった症状を招きやすくなります。亜鉛が私たちのカラダの中で行っている働きをざっとあげてみれば次の通り。

 

●酵素を維持し活性化する

●DNAの修復に関わっている

●成長ホルモンの働きを助ける

●皮膚・爪・髪の毛の健康を保つ

●味覚を正常に保つ

●アルコールを分解する

 

・・・いかがですか?

亜鉛の摂取が十分行われなければ、私たちのカラダの機能も正常に維持されないというのがこれでお分りいただけるでしょう。

 

■亜鉛不足が種々の不調を招く!■

亜鉛不足や亜鉛欠乏症の患者さんに対して病院で亜鉛剤として出される治療薬には、一般的にノルウェーの深海で採取されるヒバマタ属の海藻を濃縮加工されたものが使われるそうです。この亜鉛剤、亜鉛の含有量は一錠あたり15mg。これは成人が1日に必要な摂取量にあたります。

では、なぜ人は亜鉛不足に陥るのでしょうか?

その原因はいくつか考えられますが、最も大きな原因は偏った食事や極端なダイエット。いずれも食事が関係しています。亜鉛はもともと肉類や魚介類、海藻や野菜、ナッツなどに多く含まれています。また、穀物の王様とも言われる玄米や胚芽米にも多く含まれています。

しかし一方で、食物繊維やフィチン酸を多く含んだ玄米などの完全穀物は、それらが亜鉛の吸収を阻害するため、食べ続けると逆に摂取できる亜鉛が不足してしまうという声もあります。

 

■玄米に含まれるフィチン酸について■

確かに食物はできるだけ偏らずバランスよく食べることが大切なのですが、玄米のフィチン酸についてはもう少し説明が必要でしょう。もともとフィチン酸と金属イオンが結合した状態の「フィチン」という物質が、玄米や豆、ナッツなど未精製の植物には含まれています。

そして、このフィチン酸にはミネラルの中でも特に鉄分と亜鉛、そして少々のカルシウムとマグネシウムと強く結合する性質があるため、玄米を食べるとミネラルが吸収されづらくなるのではないかと従来は考えられてきました。

しかし、フィチン酸があるからといってミネラルが全く吸収できなくなるというわけでもないのです。玄米のフィチン酸は既に糠のミネラル成分と結合したフィチンの状態で存在しているので、玄米を食べたからと言って、他のミネラル吸収に影響することを心配する必要はありません。フィチンは、消化の過程でフィチン酸に還元されたり、再びフィチンに結合したりを体内で繰り返します。

もしも普段から野菜の少ないミネラル不足の食事をしている人が、フィチン酸の多い穀類を食べ続けたとしたならば、大きな影響が現れるかもしれませんが、きちんとミネラル成分豊富な野菜や果物などを日常的に食べられる普通の人ならばフィチン酸についての影響をそれほど心配する必要はないと私は考えます。

 

■加工食品の常食とアルコールが亜鉛不足を生み出す■

むしろ、もっと問題になるのは、毎日のように加工食品やインスタント食品、レトルト食品を食べている人。加工食品にはポリリン酸など食品添加物が多く含まれていて、亜鉛を体外へ排泄する添加物や腸管での吸収を妨げる薬品が使用されています。このような食品に依存した食生活は亜鉛欠乏症まっしぐらです。

もともと亜鉛は先に述べたように肉・魚介類にも多く含まれるのですが、肉や魚に多いからといって、ハムやソーセージ、ベーコンなどの食肉加工品やかまぼこや練り物ばかり食べていたのでは、そうした添加物を多く摂りこむこととなり、亜鉛不足のみならず解毒のための臓器である肝臓や腎臓をも傷めてしまいます。

さらには、毎日飲酒する人も要注意。というのも、アルコールの分解・代謝に関わる酵素の重要な原料の一つが亜鉛なのです。お酒を飲むことで体内の亜鉛が使用される上、アルコールは尿意をもよおし、おしっこと一緒に亜鉛が排出されてしまいます。どうしても飲まなければならない時には、タンパク質と亜鉛の豊富な食品を一緒に摂って不足を補うことが必要。

 

■サプリメントを活用する上での注意点■

また、亜鉛を補給するのにサプリメントを活用するのもありです。病院で処方される亜鉛剤によっても80%の患者さんの味覚障害が改善されるくらいなのですから。

しかし、亜鉛は一度にたくさん摂ると吸収力が低下してしまう特徴があります。なので、もしサプリメントで補給しようと思えば、摂り方として、含有量の高いものを一度に大量に摂るよりも、含有量の少ないものを一日に回数を分けて摂るほうがより吸収されやすくなります。

あと、注意すべき点はもう一つあります。亜鉛は食品から摂る分には問題はないのですが、サプリメントで大量の亜鉛を長期に渡って継続して摂ると、銅や鉄の吸収が阻害され、貧血になったり、抗酸化酵素の活性が低くなるというデータもあるようです。なのでサプリメントはあくまでも補助的に用い、普段からバランスの良い食事を心がけることが肝心です。

これからの季節、山菜や新鮮な葉野菜など、私の暮らす北海道にも美味しい春の味覚が次々に登場してきます。それらを「うまい!幸せ!」と感じて楽しむためにも、加工食品の摂取を控え、亜鉛に富んだ食品を摂りたいと思う今日この頃なのであります。

 

 

お安くて手軽!そこが亜鉛サプリの良いところ。注意すべき点をしっかり心得て上手に活用することが大切です。あくまでもバランスの良い食事が基本であることを踏まえて、ね!

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