お風呂に入りながら疲れたエネルギーを回復させる方法

自分でできる調整法

2019.01.152017.11.19

目には見えなくても確実に存在するもの、それはエネルギー。

例えば、もしもあなたのいる部屋にあなたが大好きな異性が入ってきたとしたらどうでしょう？ドキドキする感じや、何か空気が華やいだ感じ、また部屋が明るくなる感じがしたりしませんか？

逆にあなたが嫌いな人が入ってきたならどうでしょう？胸がつまる感じや、空気が張りつめる感じ、部屋全体が暗く重くなる感じがしませんか？

そうなんです。そんな反応が起こる時、あなた自身の内面では、確実にエネルギー的変化が起こっているのです。この世に存在する全ての物質は同時にある種のエネルギーを持っています。そして、物質の周囲にはエネルギー場と呼ばれるものが張り巡らされ、それらは互いに交流し合っているのです。

もしも、そのエネルギー場を自分自身で整え、活発な状態にすることができたなら、とてもすてきだと思いませんか？

・・・それができるんです！しかもお風呂にお入りながら。

■私たちのカラダを支配するもの、それはエネルギー■

どんな人にも共通するエネルギー的特徴というものがあるようです。それは、人それぞれに異なる色に包まれた「オーラ」と呼ばれるものであったり、カラダの正中線上にある「チャクラ」と呼ばれる7つの主要なエネルギーセンターであったり。また、東洋医学においてカラダの内外を走っているとされる「経絡」と呼ばれるエネルギーのルートもそこに含まれまるでしょう。

●７つのチャクラとオーラのイメージを図にしたもの

これらの情報は、きっと昔々、視覚的にモノゴトを捉えることのできた感性豊かな先人たちが、図に表したり、口伝として語り継いできたことが記録として残り、現代に伝えられたものと考えられます。

しかし、エネルギーはなかなか視覚で捉えにくいがゆえ、多くの人はこれらを単なるぼやけた抽象概念にすぎないと考えがちです。ところが実際、エネルギーというのはとても独自性に富んだもので、私たち自身のカラダを見事に制御、支配しています。私は治療家という仕事を通じて日々それを実感しています。

■電気的変化が示す人間の好不調■

1930年代のこと、アメリカのイエール大学のある神経解剖学者がこんな実験をしました。

受精していないサンショウウオサンショウウオの卵の周囲の電磁場を計測してみたのです。するとなんと、その電磁場は成長したサンショウウオそっくりの形をしていたのです。それはまるで、卵のエネルギー場の中に成長したオオサンショウウオの青写真がすでに存在しているかのようでした。

その解剖学者は、次々にカビや植物、カエルや人間にいたるまで、あらゆる生物の周囲に存在する電磁場について調べました。そこでわかったことは、人間において、健康な状態にある人と病気の状態にある人とでは電気パターンが全く異なるということでした。そして、電気パターンを見れば、その人が健康か病気かがある程度区別できるのです。

なので、エネルギー場を感じる感覚の敏感な人は、他人のカラダの健康状態における電気的変化に気づくことが可能であり、その変化を読み取っているのではないかと考えられます。世に言われるヒーラーという人たちはこの電気的変化を感じ、調整できる能力を持った人たちと言えるのです。

■あなた自身のエネルギーを探す方法■

しかし、エネルギーを視覚的に捉えることができなくても、感覚で捉えること自体はそう難しくはありません。それは手を使って行うこんな方法です。あなたの手は目を使って光を感じるのと同じくらい、確かにエネルギーを感じられるはずです。

＜方法と手順＞

①両手のひらを10秒ほど素早くこすり合わせる。

②両手を互いに離していき、15センチくらいのところで止める。

③両手を静止させた状態で互いに近づけたり、遠ざけたりしながら手のひらで感じられる感覚を色々観察してみる。

もしもエネルギーをはっきりと感じられなかった場合は、もう一度手のひらをこすり合わせてから、両手をカップのように丸めた状態にして両手の間にあるエネルギーの表面を感じ取ります。次にギュッギュッとおにぎりを握るようにしてボール状に存在するエネルギーの両端を感じ取ってみると、そこになんらかの手応えが感じられるはずです。

■浴室で行うエネルギー回復の方法■

私が参考にしているエネルギー療法の指導家にアメリカのドナ・イーデン女史がいますが、彼女はお風呂に入った時に行うエネルギー回復の方法をすすめています。重曹を用いて入浴し、あるエクササイズを行うことで浴室そのものがエネルギースポットになり、エネルギー回復の場となるのです。

＜方法と手順＞

①一般的なサイズの浴槽に約230gの重曹を入れる。エネルギー療法の観点からみると重曹はオーラの浄化に役立つと考えられる。

②浴槽に浸かり、両手の人差し指で前頭部にあるヒーリングポイントを約1分間押さえながらリラックスする。

③カラダの気になる部分をゆっくり時間をかけてマッサージする。

④足の表面の骨と骨の間に親指を当て、他の4本の指は足裏面に当て、マッサージする。最後は足全体をマッサージ。

⑤もしも風邪を引きかけているような場合は、膝を外に投げ出し、足を浴槽の両脇にかけて支え、両腕を交差させ、両ひじを太ももの間に押し入れ、親指を大腿二頭筋に押し当てる。

＊この状態で2~3分座っていると、肺の鬱血が解消されやすい。また、うまく行うと浴槽から出る頃には風邪の初期症状がかなり改善されることもある。

ここに出てくるヒーリングポイントとは、専門用語で言えば前頭結節のあたり。左右両方の眉毛の上2.5センチあたりの額の丘の頂上付近を指します。