命は動き、流れる。動けば、痩せる。

カラダの哲学

 

人間も動物の一種です。その動物は、「動くこと」によって命を繋いでいます。

寝ている時も、私たちのカラダを構成する60兆個の細胞は休むことなく動いてくれています。その動物が動かずじっと止まってしまえば心だってカラダだって病み始めるのは当然の帰結。

止(や)めば病(や)み、止(や)まねば病(や)まぬ、とまあ言葉遊びのようですが、それが真理です。

私たち 人間の内臓の中でも、ガンに侵されることのない臓器というのが二つだけあります。何だと思いますか?

それは、心臓と、その心臓から溢れ出る血液を溜め込む脾臓だと言われています。ところがその心臓だって、働き過ぎれば「もう働きたくない!」ということで病んだり、止んだりすることがあるんです。

つまりは、ナニゴトにおいても過不足のない状態というのが大切なわけなのです。多すぎたり、逆に少なすぎたりが長く続けば、心もカラダも病み、止んでしまうのです。




■野生動物は太らない

野生動物が太ったなんて聞いたことがありません。まして彼らは、人間のような生活習慣病にはなりません。厳しい自然環境の中で暮らして、大いに動き、毎度食事にありつくのも簡単ではない、それゆえ私たちのように食べ過ぎることがないのです。

野生動物にはもちろん運動不足はないし、食べ過ぎもありません。空腹を感じた後も食料にありつけず、場合によっては数日にわたって空腹が続くことも珍しくありません。しかし、たとえ獲物にありつけたとしても食べ過ぎません。私たちの感覚からすれば、空腹感の反動で食べ過ぎてしまうのではないかと思うのですが、決してそうはならないのです。

では、なぜ食べ過ぎないのでしょう?

それは、空腹感を感じた後から、食料にありつくまでの間に活動をしているからです。空腹感は、エネルギー源であるブドウ糖が不足して起こるわけですが、野生の動物が食料にありつくためには、動き続けで獲物を得なければなりません。そのため、体内にストックしてある脂肪を燃焼させて、活動するために絶えず糖を作り出します。

結果、獲物を捕まえるまでは、脂肪が取り崩されることによって血糖値が元のレベルに戻り、極端な空腹を感じない状態になっているわけです。

 

■人間が太ってしまう理由

また、野生動物は実際に食べ始めても、程よい具合に満腹感が訪れ、食べ過ぎることがないのです。ところが人間は違います。空腹を感じた時には、活動をすることもなくそのまま食べ始めてしまいます。

それゆえ、脂肪を燃焼させて糖を作り出すところまでいかないので、血糖値が下がった状態のまま食べ続けることになります。結果、血糖値が元のレベルに戻るまでの間、空腹感で食欲が続くために食べ過ぎてしまうのです。

これをわかりやすく整理すれば、

①野生動物 空腹→獲物を捕るための活動・運動→脂肪燃焼→糖の産生・血糖値が上がる→食事→満腹感が得られる

という流れゆえ、食べ過ぎがないわけです。しかし、人間の場合は次の通りです。

②人間 空腹→獲物を捕るための活動・運動がない→脂肪燃焼もない→糖の産生なし・血糖値が上がらない→食事→満腹感が得られず食べ過ぎる

 

しかし、そんな野生動物も、もし人間に捕らえられ、ペットとして飼われるようになると、糖尿病など生活習慣病になってしまいます。つまりは、人間と、その人間に飼われるペットは「食べ過ぎ」「運動不足」が病の主たる原因と言えます。

 

■「空腹即食事」の落とし穴

そうしたメカニズムを知ったなら、逆に良き方向へ活用することもできると思いませんか?

「空腹感」を「食べろ!」という合図ではなく、「活動をしろ!」という合図と受け取ってみるのです。過去に断食や一日一食健康法などを実践されたことがある人ならお分かりと思いますが、空腹状態だと頭も冴えて、カラダも軽くなってよく動きます。ゆえに本来、効率よく仕事をこなしたり、活動ができる状態のはずなんです。

にも関わらず、空腹を感じたからと言ってすぐに食べてしまうのは、充実した活動のグッドタイミングをみすみす逃しているわけなのです。

先に述べたように、野生動物が太らず、病気が少ない理由を知れば、「空腹即食事」という生活がいかに不自然極まりないことか理解いただけることでしょう。

一日一食健康法や少食によるプチ断食生活を敢行すると、必ず空腹状態で活動する時間ができます。そうすれば、ナチュラルに野生動物に近い状態がつくれ、食べ過ぎがなくなっていきます。そんな状態が習慣化していくと少食にも関わらず、さらに食べ過ぎることが少なくなっていきます。それはまるで胃が小さくなっていくようにも感じますが、実際、そんな状態にあるのでしょう。ますます野生動物に食べ過ぎがない理由が理解できるようになります。

私たち人類の祖先も、食べることに執着し、食えるか食えないかの時代を長く経験してきました。それゆえ、空腹状態に対してある種の不安や恐怖を感じ、空腹だとすぐに食べなければいけないという固定観念を抱くにいたってしまったわけですが、考えてみれば、実はそのほうが不自然なのです。

 

■動けば命は流れ、カラダは痩せ、健康になれる

よく動いている人に太っている人はまずいません。それはなぜか?その理由について今回述べてみました。

ホラー映画の世界で現在最も注目されている役者さんの一人にハビエル・ボテット氏がいます。彼は2m4cmの長身と細く長い指を生かしてストップモーションやCGIのように見えるキャラクターになりきりっています。

彼の動きは人間離れしています。そして動き続けることが仕事の彼も、やはり例外ではなくスリムです。

命は動き、流れる。動けば、痩せる。「動くこと」はこの肉体に生命が溢れ、くまなく流れていることを意味しています。やはり動いてこその動物。私たち人間も動物。ホラー役者さんを見習って、私たちも肥満とは無縁の健康的な明日を生きていこうではありませんか。

 

 

●ハビエル・ボテット氏の動き

 

 

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