２１世紀を生きぬく知恵の宝箱・講師紹介②〜「懐かしい未来食研究家」天野朋子さん

来月9月17・18日に開催予定のイベント『21世紀を生きぬく知恵の宝箱・ヘルシーライフ＆フードセミナー2 DAYS~3人の講師による6つの健康セミナー』。

このあたりで、イベントについてまだ十分ご存知でない方たちのために、講師が一体どういう考えを持ってどんな活動をしている人なのか？その人物像に迫り、ご紹介させていただこうと思います。

今回、札幌で初めてのクッキング・クラスと講座を担当される天野朋子さん。

マクロビオティックについてよくご存知の方なら、一度は彼女のお名前を耳にしたことがあるでしょう。マクロの料理研究家として早くからクッキング・スタジオを主宰され、レシピ本も多く世に出されてる天野さん、そんな彼女のプロフィールをまずはご紹介します。

●天野朋子

Whole Foods Studio（鎌倉）、Native Foods（熊本）代表。

長年、OLとして広告及びマーケティング戦略の仕事に従事した後、アメリカのKushi Instituteにて故ルチ・バランダ（マクロビオティック教師であるパトリシオのお母様）らに師事。2004年帰国後、東京にWhole Foods Studioを設立。国内外で講演や料理教室を開催するほか、Kushi Institute of Japanにて10年間講師を務める。2012年、新たに熊本にも拠点を設け、波多野氏の「TAO塾」と提携。日本の伝統食材を現代の食卓に美味しくクリエイティブに活かす《懐かしい未来食》を推進している。

著書には『ニュー・ベーシック・マクロビオティック、玄米・豆・野菜・海草を食べる』（以上日貿出版）、『Whole Foods Studioのセルフ・ヒーリング・クッキング』（学陽書房）などがある。

私と天野さんとの出会いは、数年前にさかのぼります。当時、山梨県小渕沢にあったKIJというマクロビオティックの学校でお互い講師をしていた関係でご挨拶したのがきっかけでした。

その後、友人パトリシオの家に遊びに行った際、たまたま天野さんもお仕事の打ち合わせで来られ、一緒にワインで乾杯したことがありました。小粋にワイングラス片手に談笑するその姿は非常に洗練されていて、まるで帰国子女を絵に描いたような立ち居振る舞い。聞けばなるほど、彼女も長くアメリカのKushi Institute（通称K.I.）でマクロを本格的に学ばれていたとのこと。しかも、その英語力の優秀さは周囲も認めるところで、通訳や翻訳を難なくこなすかなりの才女であることがわかりました。

しかも、K.I.で天野さんは、パトリシオのお母さんでマクロ講師でもあるルチさんから直接お料理の手ほどきを受け、その人柄とお料理の素晴らしさに心酔され、お料理以外にも本当にたくさんのことを学ばれたようです。

●マクロビオティック教師パトリシオと、お母様のルチ・バランダさん（故人）

ある時、天野さんが日本で味噌作りのクラスを開講することになり、そのことをルチさんに伝えたところ、ルチさんからはこんな答えが返ってきたそうです。

「もしあなたが、発酵についてしっかりと理解できたなら、それは＜生命＞というものについて理解できるようになったと同じことなのよ」

天野さんは、この言葉を聞いた時、「もっともっと勉強したい！」そう思ったそうです。

加えてルチさんは、味噌が甘さを引き立てる働きを持っていること、ゆえにデザートに使うにはもってこいの調味料となることを教えてくれました。試しに天野さんがりんごを味噌で煮てみたところ、砂糖や水飴を使わなくてもびっくりするほど甘くなったのです！

こんな風にして、ルチさんから教えてもらったことを実際にキッチンで応用・発展させたクッキングの知恵を天野さんはたくさんお持ちです。そしてそれらを、いくつもの「レシピ集」というカタチで本にまとめられました。

●『ニューベーシックマクロビオティック』　天野朋子＋中村屋善右衛門・著

●『玄米、豆、野菜、海草を食べる』天野朋子・著

クッキングクラスを開設されて十数年。その活動の中で天野さんが一番うれしいことは、教室で試食の時に「ああ、おいしい！」という声が聞けること。そして、帰り際に生徒さんが「たのしかったです！」と言って下さること。

栄養についても、健康法についても、今、世の中には実にたくさんの情報が溢れています。しかし、それらの情報について「正しい・間違っている」という二択で判断するのではなく、「違いを知る・理由を理解する・自分で判断、選択する」ことを大切にし、「おいしさ」と「たのしさ」と共にお伝えする、それが彼女のクッキングのモットーなのです。

この日本には、先人が長い間に培ってきた優れた食材や調理法がいっぱいあります。それらを現代の食卓においしくクリエイティブに活かすスタイル。それを天野さんは《懐かしい未来食》と名付け、広めています。

さて、そんな天野さんのクッキング・クラスですが、今回のイベントが北海道で初めての開催となります！

ちなみに当日のメニューは次の通りです。

『北海道産の豆と野菜を使った、懐かしい未来食』

●中南米風 豆と野菜のスープ

●かぼちゃのサブジ

●レンコンの小松菜ジェノベーゼ

●ボリュームたっぷり豆パフェ （玄米ご飯付き）

どうです？おいしそうでしょう？

あなたもぜひこの機会に、彼女の食に対する熱い思い、ユニークなアイデア、そしてお料理に触れてみてください。きっとそこには、21世紀を元気にたのしく生きぬくためのヒントがいっぱい見つかるはずです。

●天野朋子さんクッキング・クラスCM

なお、詳細についてはイベント用ホームページを作りましたのでこちらもチェック！！

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⭐️ 食べることはヒーリングである！調理することもヒーリングである！昔から日本人の暮らしを支えて来た穀物や野菜、豆、海草など、そうした生命力溢れた素材と味噌や醤油などの伝統調味料を組み合わせると、心もカラダも元気にするヒーリング食が出来上がる。「毎日のごはん」、「症状別ヒーリング・メニュー」、「思いっきり楽しむ食事」など、調理の大切なポイントや楽しく続けていくためのヒントが満載の天野さんの代表作となるレシピ本です！

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