心に重い荷物を抱えずにスッキリと生きるには

心と体

 

どんどん社会が複雑になっているように感じています。

様々なものがオートメーション化され、人間が関わることは簡略化されているはずなのに、昨今、人の心が抱える問題はより複雑になり、どうでも良いようなことに心奪われ、精神的な荷物を多く抱え、生きづらそうにしている人が増えているように見受けられます。

なぜでしょう?

きっと、この地球上で地域差はあるにせよ、「衣食住」という人間が最低限生きて行く上で必要なものは少しずつ整ってきて、大昔に比べれば食うのには困らなくなった。それにより、心が食うこと以外のコトガラにかえってとらわれるようになってしまったからではないか、そう思うのです。

それにより、自分の本心の欲することとは反するようなことでも、周りがこういっているからとか、世間的にはそれが当たり前に思われるからという理由で無理に行動したり、義務的に行う人が増えてしまったように感じます。

しかし、人間というのは、自分がやりたくないことを無理にやっても不完全燃焼になって、しだいに心の中に燃えかすのようなものが蓄積されていき、やがてそれが疲労感に繋がる、そのようにできています。

無駄に疲れないためには、「嫌になってまではやらない」そのように割り切ることも時に大切です。必要なのは、自分の基本的な心とカラダの欲求にしたがって行動できる思い切りの良さであったり勇気だったりすることがままあるのです。




■なぜ人は疲れるのか?

見ていると、疲れている人というのは、大抵「良いことだ、必要なことだ」と大勢の人がいうことを、「自分がやりたくないことでもちゃんとやり遂げなきゃ」、と思って頑張ってしまうことが多いです。そして、できない自分を責めてしまう。

私も本ブログでは、「こうするとカラダに良いですよ」とか、「あれを食べれば元気が出ますよ」とか、様々な情報を発信しているわけですが、これはあくまでも自分の好奇心から発した遊びのようなもので、「もし、誰かが試してみて昨日よりも今日、もっと生きるのが楽しくなったら良いな」、くらいのライトな気持ちで書いてます。

人間は本来、あれこれと「こうしましょう」なんて導かなくても、無駄なエネルギーやネガティブなエネルギーを溜め込んでさえいなければ、心もカラダもそれほどおかしくならずに元気に生きることができるように作られている、基本的にはそう思っています。

 

■無理な継続が疲れを溜め込むもと

この社会で「良いこと」として奨励されていることというのは数限りなくあります。「自分のことよりも、相手のことを考えましょう」とか、「資源の無駄使いはやめましょう」とかね。

例えば、「ゴミを見つけたら一日最低3個は拾いましょう」なんていう目標があるとします。確かにこの「ゴミを拾う」という行為そのものは良いことだと思います。風水的にみてもね。

けれど、もし自分が何かの都合でそのゴミ拾いができない場合は、無理にゴミを拾い続けなくたっていいんじゃないかと思うのです。3個しっかり拾える日もあれば、1個しか拾えない日だってあるでしょう。また、逆に自分からゴミを捨てたくなることだってあるかもしれません。だって、人間てそういうものだもん。

本当はできないのに「できません!」って言えないことのほうがはるかに問題だと思うのです。

これは何についても言えることです。仕事だって同じ。自分にとって気が進まないことが本当に負担になってしまったのであれば、そこで一旦リセットすることだって必要です。最低限やるべきことだけやってあとは人に任せてしまうことだってありなのです。「もうこれ以上は限界!」と思うならば、決して無理してやり続けることはありません。

「これはやっておいたほうが得かもしれない」とか、そういう気持ちでいらない荷物を自分から背負い込む人は多いけれど、そんな損得勘定で行動してしまうこと自体が疲れに繋がってしまうのだと思います。

 

■人生を疲れさせないコツ

「こうしなければいけない」、「何かしなくちゃ」、「周りがこうだから自分もこうしなくちゃ」・・・などなど、そういった自分の本来の欲求とはかけ離れた行動をし続け、疲れを溜め込んだ人たちが、結果、破壊的な行動に出てしまっている例を私たちは毎日のようにニュースで目にしています。

これもきっとエネルギーの密度がどんどんと濃くなっていき、ある時突然、暴発してしまうからなのでしょう。なので、このところずっと増え続けている異常な殺人事件の犯人だって、もしかしたら「きちんと毎日ゴミを3個は拾おう」と決意して真面目に実行していた人かもしれないのです。

逆に、人間というのはどんなことであれ、「自分が活かされているな」と感じたり、「面白いな」と思えることであれば、それが今すぐに実を結ぶことではないにせよ、継続することや努力すること自体が楽しいはずです。

好きではないことなら、無理してやり続けるよりも、思い切って一時的にでもストップしてしまったほうが結果的には自分のためになります。疲れない人生、それはちょっとしたことで案外簡単に手に入るものなのです。

 

 

 

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