より良い人間関係を創造するための秘密のイメージ活用法

人間関係で悩む人というのは、案外多いものです。

親子、夫婦、兄弟姉妹、親戚、仕事の上司・部下・同僚、ご近所さん・・・それらの関係がうまくいっていれば、人生は良きものと感じられるし、逆にうまくいかなければ人生も辛いものと感じられるように人間はできています。

誰だって、人から嫌われるよりは好かれたいと思っているはず。しかし、なかなかそうはいかないのが世の常です。

ところが、「あること」をうまく活用すれば、そこそこ自分の思った通りの状況を創り出して、他者との暖かな交流を深めることができるのです。

■意識とイメージを使って相手と同調する■

・・・そのあることとは「意識の力とイメージ」です。これは、「気のエネルギーの活用」といっても良いかもしれません。

基本的に人間というものは、自分の話を否定する人を嫌い、自分の意見を肯定してくれる人を好きになる傾向があります。なので、もし、人に好かれようと思うなら、「相手に同調すること」が基本になります。

具体的に言うと、目の前にいる仲良くなりたい人の動作を真似したり、呼吸を合わせたりして、その人に同調する状態をつくっていきます。しかし、実際行うとなると妙に緊張してしまったり、うまくいかない場合もあるでしょう。

しかし、そんな時こそ「イメージの力」を使うのです。

例えば、カフェにいる状況であれば、相手がコーヒーカップに手をかけて、それを飲もうとしている時、自分もその人のそばにいて、自分の手を相手の手に重ねて、カップを口元に持っていくお手伝いをしている場面をイメージしてみるのです。そして一緒に仲良く呼吸をしているというイメージをするだけでも良いのです。

私も仕事柄、クライアントとさんと打ち解けるためや、プライベートでも初対面の人と仲良くなりたいなと思う時にこのイメージの力を使っています。すると、初対面の人からも「なんだか、以前どこかでお会いしていたような懐かしさを感じます」とか言われて効果のほどを実感しています。

■大勢の人の好意を得るには？■

より良い人間関係を育てるためならば、先の意識とイメージを使って同調するだけでも十分なのですが、さらに複数の、大勢の人の好意を得て影響力を与える人間になるためのイメージの活用法なんてのもあります。

では、どうしたら良いかということなんですが、それは単に目立って人よりも優れている面を見せつければ良いということではありません。むしろ、「俺様についてこい！」的アプローチは今の時代あまり流行りませんよね。

ではどうするか？

それは、「気のエネルギー」というものを想定して、一度、自分の方から引いてみるんです。

「気のエネルギー」というと、なんだかオカルトじみていると思われる人もあるかもしれません。しかし、この世に命を持って存在しているものは、私たち人間のような生命体も含めて、ある種の生命エネルギーがある法則性にしたがって、そこに循環していることにより存在できています。そうした気のエネルギーがあるという前提のもとで意識とイメージを使うのです。

■気は大きい方から小さい方へと流れる■

「気のエネルギー」には、本来、大きくて豊かな方から小さい方へと流れていくという法則があります。なので、初めは相手の豊かな気の充実した状態よりも、自分の気の方を小さく低くイメージして、相手が出している気が自分の方へ流れてくるようにします。

具体的に言えば、自分と周りの人たちの「気のエネルギー」を糸で結びつけるイメージを持ち、その糸をつかみながら自分をどんどん地中深くに沈みませてみます。まるで、地殻を通り越し、マントルを抜けて、地球の外核から内核へと深く深く自分が沈み込んでいくイメージを心に思い描くのです。