産後の太るやせるは骨盤の問題


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私の尊敬する治療家・野口晴哉先生(故人)は、生前、たくさんの面白くて印象深い人間観察に基づいた「名文」を残されています。それはもう半世紀近く前のものにもかかわらず、今読み返しても十分通用するどころか、その都度、新しい視点を私たちに提供してくれます。そんな中から、いくつかピックアップしてご紹介したいと思います。

野口先生の名著『育児の本』から、食べ物と太るやせるの関係について書かれた一文、次の通りです。

食物を食べなければやせる、食物を食べれば太ると思っている人が多いけれども、太る人は食べなくとも太る。細い人はいくら食べても太らない。だから、やせている人ほど余分に食べるのではなかろうかと考えても、間違いない。やせている人がかえって沢山食べているという場合が珍しくない。だから歩き方を観ていればいい。下駄を見ますと後の外側が減っている。そういう人は遅かれ早かれ太ります。腰掛けて、膝を無理に寄せているような人達や、或いは両トンビにして尻を落として座ってしまう人達は、やはり太る組であります。だから太る人が好きな人ならば、足の外側が先につく歩き方をする人を探したらいい。

今やせていようと太っていようと、結婚すればもっと太る。骨盤の拡がりが続く限りいくらでも太る。ところがこういう十種体癖の人は、いくら太っても体が重くないのがその特長であります。太って「自分の体が重い」という人は、それは体の何処かに異常がある。異常がなくて太っている人は、太れば太るほど、体が軽いし、動きが敏速になる。あんな太った体であんな敏速な動作ができるだろうかと、ビックリするような速度が出せる。

ところがその足を内輪に向けて歩く人が太ったとすると、太っている間は体が重いし、何かするのが億劫である。だから太るとかやせるとかというのは、骨盤が開くか縮むかという、それだけのことであります。太るのがいやならばやせることを考えたらいいだろうし、やせるのがいやならば太ることを考えたらいいでしょう。

ところが太りたくないと、食物を少なくします。一生少なくするのならいいけれども、十日や二十日や一ヶ月食べないでやせたところで、又食べ出すと、栄養の吸収がよくなって太ってしまうことは確実であります。やせている人が太りたくて沢山食べればいいと思って胃袋をこわす程沢山食べても、やっぱり太らない。

太るかやせるかは食べ物によらない。骨盤の問題である。




■骨盤が原因であることはわかった。しかし、それだけでは・・・■

なるほど、太るやせるは食べ物が原因ではない、それは骨盤の問題なんだと自信を持って言い切る野口先生はカッコいいです。現在では、骨盤の緩みが太る原因という考えも少しずつ市民権を得た感がありますが、このことにすでに半世紀以上も前に気がついていた野口先生は本当にすごい!

でも、ならば骨盤をどのように調整すれば良いのか?そのあたりの説明がないまま文が終わっているところがなんとも悩ましくもありますな。しかし、文の中で先生はちゃんと骨盤が太る原因であることに言及してくださっているので、骨盤をなんとかすれば、太り緩みきったウェストを整え、引き締め細くすることができるとの判断はつきます。

・・・そう。緩んだ骨盤を引き締めれば良いわけです。では、どのように引き締めれば良いのか?ま、方法はいくらでもありますが、私が皆さんにお伝えしたいのは誰もが簡単に場所を取らずにその場でできる次の方法。

■私のオススメ骨盤体操7つのステップ

まずは、その場で立って、足を肩幅に開き、つま先は開けるところまで外側に向けます。それからそこに「動き」をつけます。

①45秒かけて腰を落とせるところまで落とす。

②15秒かけてそれを元に戻す。

③今度は、つま先をできるだけ内側に向ける。

④再び、45秒かけて腰を落とせるところまで落とす。

⑤さらに、15秒かけて元に戻す。

⑥つま先はそのままで、上体をできるだけ前に倒して約15秒キープ。(この時、背骨は丸めずにできるだけまっすぐにして倒すこと)

⑦それをゆっくり戻して終了。

これを一日に一回、一週間毎日行います。けれど、カラダはすぐ刺激に慣れてしまいますので、一週間行ったら一週間休んでから再び一週間行うという風にしてインターバルをおきながら行ってください。これだけでも、腹筋がつき、骨盤がかなり引き締まってきます。

■まずは実践して野口先生の言葉を実感してみよう!

この体操を正しくできると、食べ物のことはあまり気にせず、好きなものを好きな量食べていたとしても、案外、太らずにウェストが引き締まっていきます。そうした例を私は何度も見てきました。

ただ、問題なのは、めんどくさがり屋さんの多い現代人が、毎日休まずこの体操を一週間続けられるかどうかなんです。ここのところをきちんとできずして、好きなものだけ好きなだけ食べながら栄光のゴールはありえません。ぜひとも、この骨盤体操そのものが「ごちそう」なんだという気持ちで取り組んでみてください。

そうして取り組んだ人のみが、名人・野口晴哉先生のあの名言を口にすることができるのです。

「太るかやせるかは食べ物によらない。骨盤の問題である」、と。

⭐️ すでに絶版であり、高値がついているものの、一読の価値あり!身体操作の巨人・野口晴哉先生のカラダを観、ヒトを見通す目は例えようもなく深い。治療、ボディワーク、セラピーに従事しているあなたに、一度は出会い、味わっていただきたい一冊です。

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