私ごとになりますが、夫婦そろっていまだにガラケーです。
妻のも私のも、カンナかけたみたいにもう角が取れて四隅が丸くなっちゃって、おまけに色が剥げてて、一見するとケータイには見えません。
なんかこう、もはや電子機器には見えない状態なんですよね。
見方によってはアジアの手作り雑貨のように見えたり、遠くから見ると羊羹(ようかん)とか外郎(ういろう)とか食べ物に見間違えちゃうくらい、中に電池の入っている通信機器には到底見えない感じなんです。
妻からは、「もういい加減、私たちもスマホにしない?」と数年前からせがまれているんですが、「まあ、壊れたわけでもないんだし、不便してるわけでもないかんだから、もう少し我慢して使おうよ」そう言ってお茶を濁してきたんです。
ところが最近、妻のケータイが私の以上に、こうなんていうか、風格を増してきた感じで、存在感が異彩を放ってるんですよね。
伝統芸能の落語に例えるなら、私のケータイは、6年前に真打ち昇進し、江戸の古典落語の継承者として期待されている芸歴19年目の、5代目柳家こせん。
●私のケータイ (5代目柳家こせん 1974- )
*注)あくまでも私のイメージでご本人とは直接関係ありません。
一方、妻のケータイは、次期人間国宝が確実視されてる芸歴65年目のベテラン、桂歌丸師匠って感じなんですよ。
●妻のケータイ (桂歌丸師匠 1936- )
*注)あくまでも私のイメージでご本人とは直接関係ありません。
もうこうなったら、通信機器としての「機能」だとか「性能」だとかはどうでもよくなってきて、価値観が「風情」だとか「味わい」だとかの方に完全にシフトされちゃってる感じなわけです。
いっそ自分のケータイ、妻のに負けないくらいヤスリをかけてさらに使い古された感を演出してから、わざとキリ打ち込んでひび割れを作った上に金継ぎしてみたらどうだろう、なんてことを考えたりしてます。
・・・って、ブログでそういうことを言いたいワケじゃありませんでした。(汗)
実は、ガラケーをスマホに変えたい妻を思いとどませるための口実を考えていた矢先、ネットで意外な事実を発見したんです。それは、スマホのブルーライトが目に悪いだけでなく、肌にも悪いという事実!
この頃は、冬でも日焼け止めクリームを塗っている女性が珍しくなくなりましたが、実は日常誰もが使ってるスマホが、日焼けの原因になるのをご存知でしたか?
スマホのブルーライトが目によくないことは、よく知られていると思います。
物がゆがんで見える「加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)」という症状を悪化させる原因となることは以前から指摘されていました。パソコンやスマホ画面を見た後、他のものを見るとピントが合いにくくなったり、長時間、見続けると目の疲れを実感したりすることってありますよね。あれもブルーライトのしわざです。
ところが、フランスのある研究チームの調査で明らかになったのが、ブルーライトが肌にも影響を及ぼしているということだったのです。ブルーライトとは、波長が380~500nm(ナノメートル)の青色光のことを指します。ヒトの目で見ることのできる光=可視光線の中でも、もっとも波長が短く、強いエネルギーを持っており、角膜や水晶体で吸収されずに網膜まで到達します。パソコンやスマホなどのLEDディスプレイやLED照明には、このブルーライトが多く含まれています。
一般的に、紫外線を浴びるとシミができてしまうと考えられていますが、紫外線より波長の長い、400~700ナノメートル(ナノは10億分の1)の周波数の可視光線は色素の生成には関係しないと考えられてきました。そこで研究チームは、可視光線の両端にある、415ナノメートルのブルーライトと630ナノメートルのレッドライトが肌に色素沈着をもたらすかどうかを調べたんです。
結果、何がわかったか?415ナノメートルのブルーライト光線を浴びた肌だけが、3カ月間も続く異常な色素沈着を引き起こすことが分かったんです!つまりは、紫外線を照射した時よりも肌を茶色に変化させたのです!
しかも、研究チームは、紫外線用の日焼け止めを使っても、ブルーライトは肌に色素沈着をもたらしたと報告しています。日焼け止めクリームが全く効かないなんて恐るべしスマホのブルーライト。世にはブルーライトをカットしてくれる眼鏡もありますが、これとて顔のすべてを覆ってくれるわけではありません。
しかも、ブルーライトによる影響は、目や肌のみならず、長時間その光を浴びることにより、メラトニンの生成が抑制されることも指摘されています。
本ブログでも度々登場しますが、このメラトニンは脳内で分泌されるホルモンの一種で、人間の眠気を誘う物質です。メラトニンが抑制されるということは、体内時計が狂ってしまうことにつながります。
夜、ベッドで、眠くなるまでと思って、スマホを使っていたらかえって目が覚めてしまった経験はありませんか? これはまさに、メラトニンの分泌が抑制されたことによる症状です。
体内時計が狂うことのリスクは、それだけではありません。うつ病、肥満、がん(男性は前立腺ガン、女性は乳ガン)になりやすいことがわかっています。
医学的にこれらの症状とブルーライトの浴びすぎが直接関係を持つことは証明されていませんが、体内時計が狂ってメラトニン生成が抑制されると、先のような疾患のリスクが高まることは確かなので、やはりスマホの使いすぎには注意が必要と言えるのです。
では、どのような予防策が考えられるでしょう?
①スマホ画面にブルーライトを防御するシートを貼る
直接、ブルーライトの刺激を受けないようにするため、画面上にブルーライトを防御する保護シートを貼りましょう。製品は楽天やアマゾンなどでも購入できます。
②画面設定の光量を「弱」にする
ブルーライトの刺激を受けないように、スマホ画面の調節をしましょう。光量の設定をブルーライトがきつくならないような「弱」に変えたり、光を抑える設定にすればカラダへの負担が軽減されます。
③就寝前はスマホを使用しない
十分な睡眠を得るために、就寝2~3時間前はスマホの使用を控えましょう。
④ガラケーに乗り換える
ガラケーとてブルーライトを使用していないわけではありませんが、ブルーライトの強さは画面の大きさに比例して強くなるため、ガラケー、スマホ、タブレット、パソコンの順に強くなります。通信機器の中ではガラケーが最もブルーライトが弱いのです。しかも、スマホみたいに何時間も画面を見続けるなんてこともガラケーにはありません。
そもそも正直な話、「ガラパゴスケータイ」なんていうネーミングが気に入りません。進化が止まっているガラパゴス島の動植物みたいな存在という意味らしいですが、「進化」の全てが人間にとって良いとは限りません。所有物を愛を持って大切に長く使う暮らしは私たち日本人にとって伝統であり、美徳だったはずじゃないですか。
それを、やれiPhone7 plusだ、Xperia XZ SOV34だって、みんな新しい機種に切り替えて、メーカーにいいように洗脳されている。私は譲りません。これからも妻と一緒に金継ぎしながらガラケーを使い潰してやる!もう決めた!もし壊れたって次もガラケー購入してやる!モノを大切に使い続けるのは日本の伝統文化なんだからっ!!!プンプンっ!!
・・・し、失礼しました!(汗)
思わず私、取り乱してしまいました。ブログでそういうことを言いたいワケじゃありませんでした。(汗)
つまりは、私が言いたいのは、こういうことです。
女性の皆さん!健康のためにも美容のためにもスマホの使いすぎには気をつけてください。
特にお嬢さん、スマホのしすぎはシミになりますよ。
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