「ストレス」は心とカラダの健康に大きな影響を与えるものです。
理想は、ストレスを感じないような柔軟な心身を持つことですが、なかなかそうはいかないという人もきっと多いはず。では、どうすれば良いのでしょう?
・・・答えは、「戦わず、その原因から逃げる」ことです。
えっ?そんな軟弱なことでいいの?ですって?・・・いいんです。
決して、ストレスに対抗して頑張っちゃいけません。
食べ過ぎて調子を悪くした時、あなたはどうしますか?食べる量を減らしてお腹を休めますよね。もっと食べようってさらに無茶食いする人はいませんよね。ストレスも同じです。休養を取って、心をゆっくりと休めることが大切なんです。
休養を取ることで、100に感じられていたストレスも半分に減るかもしれません。「ストレスを感じない工夫をするよりも先にとにかくまず休むこと」なんです。腰痛で痛くて動けない時には、いかなる優れた方法よりも、動かさず、まず休ませるのが良いのと同じです。
心身を休め、少しずつ余力がではじめたなら、ここではじめてストレスの捉え方を変えてみます。これを心理療法の世界では「リフレーミング」と言います。わかりやすく言えば、視点を変えてみるということです。
例えば、仕事で一日中パソコンとにらめっこして目を悪くしている人の場合、「また、目に悪いな」と思いながら仕事するのではなく、「大いに仕事して目を使っちゃおう。でも、その後、たっぷり休ませてやれば視力を回復させるきっかけになるぞ」と心の持ち方を変えてしまうのです。
人間、嫌なコトを無理に克服しようとすれば、かえってそれがストレスになります。心が弱っている時には、楽な方に逃げた方が良いのです。会社で嫌な人と毎日顔を合わせなければならない場合も、喧嘩したりするのはソンです。できるだけ上手に避けることです。
「今日できることを明日に延ばすな」というのは一般的な考えかたです。何もこれが悪いとは思いませんが、時には反対に「明日できることを今日するな」をモットーにするほうが、心とカラダを追い詰めずうまくいくことだってあるのです。
「何が何でも今日やらねば!」と、力んで鼻息荒くしてみても、逆に何も手につかないなんてことは案外多いもの。けれど、「明日もできるや」と思って気持ちが楽になった途端、急にスイスイ仕事ができる場合が多いのです。
いかにして気持ちに余裕を持たせるか、それが大事なんです。
あなたにとっておきの呪文をお教えしましょう。何だと思いますか?
・・・それは、「まっ、いいか」。
さあ、ご一緒にご唱和ください、「まっ、いいか」。
これは効きます。「まっ、いいか」なんて無責任でいい加減で嫌だとおっしゃる人もあるかもしれません。でも、ストレスにさらされている時ほど、人にはこうして自己受容することも必要なんです。
さて、そうしたストレスに対して運動を利用して対処する方法というのもあります。これは、野口整体ですすめているところの「活元運動」。
運動と言っても、ただポカンとしてカラダの内側から発せられる動きに任せるだけ。まさに「カラダに任せる健康法」を地で行ってる方法です。
そもそも活元運動とは、からだの奥から出てくる「意識しない動き」です。一般的なカラダを鍛える運動とは異なります。カラダが歪んだ原因や、何がストレスとなっているのかがわかるのは他ならぬ本人であり、いかなる抑圧がかかっていて、いかなる調整で解消されるかがわかっているのも本人のカラダなのです。
活元運動とは、内に堆積している歪みを解消する運動を無意識のなかから引き出し、同時にそれを行うことでカラダを敏感にし、異常があればそれをきちんと異常と感じられる、自然治癒力を豊かにする運動です。
まずは、合掌行気(がっしょうぎょうき)と言って、手のひらで呼吸をします。
最初、指先から息を吸い込んで手首の方まで吸い、再び指先へ向かって吐いていくイメージを持ちます。やがて少しずつ手のひらにピリピリと感じ、吸う時には手が吸いつき、吐く時には離れていくように感じると思います。できるだけカラダの余分な力を抜き、リラックスして手のひらに意識を集中します。
続いて順番に次の動作を行います。
①みぞおちのやわらかな部分に両手の中指をあてがって、ゆっくりと押しながらハァーと一気に息を吐く。
②みぞおち周辺は神経系に関係し、ストレスが溜まりやすいところ。このストレスを押し出す感じで吐き切りる。
③これを3回以上、あくびが出るまで繰り返す。
④カラダを左から後ろへ捻る。その時、背骨に力を入れ、限界点でパッと瞬間脱力。その反動で反対側へも行う。左右交互に7回行い、最後にやりにくかった方へ1回余計に行う。
⑤親指を中に入れてグーを握り、腕をあげ背中を反らす。奥歯を噛みしめ、息を吐きながら首から背中に力を集中。その後、パッと瞬間脱力。これを3回繰り返す。
⑥静かに手のひらを上にして膝に置き、首の力を抜く。
ここまで行ったら、静かにカラダの内側から起こってくる反応を待ちます。やがて、自然とカラダが動き出す人もいれば、そうでない人もいます。動きが出てきても、それはカラダの内なる要求。驚くことなく、ただカラダのたゆたう波にまかせます。背骨で呼吸するイメージを持つと動きがはっきりしてくることがあります。
この運動を継続して行うとカラダが敏感になり、それまで気づかなかった異常に気づいたり、自然とそれに対応し、無理なく自然治癒力を働かせることができるようになります。
その結果、昔痛めた古傷が再び痛みとして現れたり、一時的に発熱したりすることもあります。けれど、それらは決して悪くなったわけではなく、長い間、カラダの内側に溜め込んだストレスが最後の排出、修正のために起こってくる反応なのです。心身の大そうじなのです。それらが十分経過すると、その後、心身は一皮むけたようにスッキリします。
カラダを動かすことは、余計なストレスを溜めずに心身を健康に保つための大切な要素です。
ストレスを溜め込むと、人はとかく甘いものやアルコールに走ります。けれど、それでは根本の問題解決にはなりません。確かに、その時はリラックスし、楽になった気はするけれど、カラダにはさらなる負担が堆積していくのです。根本からの改善を考えるなら、ぜひとも「カラダを動かす」ことを活用したい。
そんなあなたのためのとっておきの講座があります。
そう。10月10日体育の日に行われる「札幌スウィーツフェス2016」。私noahnoah、そこで講座を持ちます。題して「お菓子なんか怖くない!noahnoahの骨盤整体講座」日ごろ、甘いものやアルコールの摂りすぎで、ゆるんで歪んだ骨盤をスッキリ締めて整える方法を皆さんにお伝えいたします。
詳細は以下の通り。みなさんふるってご参加ください。カラダがしっかり整えば、ストレスなんてすっかり吹っ飛んでしまいますよ!
日時など詳細は以下の通り。
【日程】
・10月10日(体育の日)14:30~15:30
【場所】
風の音治療院 札幌市中央区大通西23丁目2−25
【料金】
・¥2.000- *会場でのお支払いとなります。
【講師】
・noahnoah(知恵の木プロデューサー・治療家)
【申込、問合せ】
kazenone2009@gmail.com
メールでお申し込みの際は、必ず件名に「スウィーツフェスWS」とご記入下さい。本文の中に必ず・お名前・ご連絡先、ご希望のクラスをご記入ください。
*お申込みのメールを頂きましてからお返事を差し上げるまでに、3,4日お時間を頂く場合がございますが、ご了承ください。
必ずお返事を出していますので、それを過ぎても連絡が無い場合は、メールが届いていない可能性もございますので、お手数ですが再度ご連絡を頂きますようお願いいたします。
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