フルーツヨーグルトが栄養満点と思ったら大間違いです

食と健康

2019.01.172016.09.13

乳酸菌を取り込んで腸の善玉菌を増やし、腸内環境を整える目的でヨーグルトを食べている人は多いはず。

ま、確かにその効果はなくはないですが、企業側の思惑にはまり、イメージ先行で商品を手にし、実際には栄養価のないものをヘルシーな気分だけで食べ続けているという人だって決して少なくありません。

デザートとして時々いただくくらいなら良いけれど、健康のために食べようと思ったら重要なのは含まれている乳酸菌の数です。現在、スーパーで眺めてみれば様々な種類の商品があるけれど、ずいぶんと余計な添加物を加えてあって、とてもヘルシーとは言い難い代物まであります。健康のためにヨーグルトを食べようと思うなら、実はその選び方と食べ方に注意が必要なのです。

■いくらなんでも添加物が多すぎです■

例えば、フルーツヨーグルト。

色鮮やかなパッケージに愛らしい果物のイラストが描かれたフルーツヨーグルトは誰もに愛される人気商品です。ヨーグルトの乳酸菌とフルーツのビタミンが一緒に摂れて、これはお得と購入する人も多いでしょう。

しかし、消費者のそんなイメージとは裏腹に、フルーツヨーグルトはプレーンなタイプのものに比べて副材料が多いためヨーグルト自体の量が少ない上、フルーツにだって栄養価が期待するほどありません。なぜなら、原料のフルーツは熱処理と洗浄によってビタミンやミネラルが半分以下に減ってしまっているのです。

でも、それだけではありません。心配な添加物がたくさん使用されています。

例えば、メーカー名は言えませんが、M社の、果実の名が製品名についたフルーツヨーグルトの原材料名を見てみれば・・・

原材料名：
乳製品、いちご果肉、砂糖、ココナッツオイル、乳たんぱく質、ベニコウジ色素、乳酸カルシウム、香料、増粘多糖類、加工デンプン、甘味料（ステビア、アセスファムｋ）

まずは、乳脂肪の代わりに安価なココナッツオイルを使用している上、発がん性が疑われている加工デンプン、いちご入りにもかかわらずなぜかさらに赤色にするための着色料、香りと味をごまかすための香料など、７種類もの添加物が使用されています。

■ちっとも低糖じゃない「低糖ヨーグルト」■

また、ヨーグルト製品に含まれる糖分の多さにも悩まされます。コンビニなどでも目にするM社の低糖ヨーグルト。実は「低糖」と言いながらも1個（200g）あたりの製品には19.2gもの砂糖が含まれていました。

同社の500gのプレーンヨーグルトには、平均8gほどの砂糖が袋に入ってついてきます。しかし、これでは、低糖と表記されているものの方が砂糖が断然多いではありませんか。

糖質ゼロや無糖といったヨーグルトであれば問題ないと思っている人も多くありますが、実際にはメーカーや種類によっても大きく異なりますがプレーンでも100gあたり5gほどの糖質を含んでいます。加工前の牛乳の場合、全てが乳糖となりますが、ヨーグルトに加工することによって乳糖＋ガラクトースが糖質となります。ちなみにこのガラクトース、エネルギーが含まれており、体内へ100％吸収されるという特徴を持っています。

なので、さらに砂糖を加え甘くしたヨーグルトにどれだけ多くの砂糖が含まれているかはこれでわかるでしょう。いくらヨーグルトがカラダに良いものとは言っても、かなり砂糖を含んでいることは知っておく必要があります。糖質が抑えられたヨーグルトを適量食べる程度が良いと思います。健康に留意している人は、いちごやブルーベリーなどを配合しているヨーグルトは栄養と思って食べない方がよろしい。

■フルーツヨーグルトを食べたければ■

結局、どのようなヨーグルトなら食べても良いかということですが、健康を考えて時々摂るのであれば、やはり乳酸菌の菌数が多いプレーンでしょう。またフルーツヨーグルトを食べたいという人は、それに季節のフルーツをカットして手作りすることです。

季節のフルーツが手に入らなければ、ジャムを使うのもあり。ジャムは砂糖を使わず果汁で甘みを出した製品もあります。また、ジャムは果物の栄養成分を取り除いていないものも多いため、ビタミン・ミネラルを摂ることができ、香料使用のフルーツヨーグルトなんかよりもずっと美味しくいただけます。

ドライフルーツなど使うのも一考。ブルーベリーやクコの実など、ファイトケミカル系のフルーツを使えば薬膳ヨーグルトにだってなっちゃいます。

などと、ヨーグルトについてのあれやこれやを語ってきたわけですが、私がふだん食べているヨーグルトは？といえば、

そう・・・豆乳ヨーグルト。

■豆乳ヨーグルトをご存知ですか？■

ヨーグルトというのは、本来、牛乳由来のものですが、現在の酪農環境の中で、ホルモン剤・抗生物質の投与や餌となる飼料の遺伝子組換えの問題、牧草の農薬使用など、牛乳をめぐる問題が多くあるのも事実です。

それを日本人が長く親しんできた大豆を原料に植物性100%の安全なヨーグルトを作ることができないかと考えたある食品会社が三重県にあります。

・・・その名も青山食品さん。

社長の青山さんは地元の大学と提携して、試行錯誤の末、ついにおからから乳酸菌の抽出培養に成功し、熱にも酸にも強い、世界唯一の100％植物性乳酸菌「Aoyama-YC菌」を誕生させたのです。

普通、乳酸菌飲料や乳酸菌食品と言っても、そのほとんどは胃を通る時に強酸性の胃液にやられて死滅してしまったり、体内に摂取しても、体温に耐え切れず死滅してしまうという話を聞きます。結果、腸に届く頃には残骸となってしまうわけですが、青山食品の乳酸菌は文字通り生きて腸まで届くということで世界特許を取ったのです。

■Organic cafe 知恵の木でも扱っています！■

誰もが知っているあの食品メーカーもその技術が欲しくて青山食品さんに特許技術を買収したいと攻勢に出たのですが、菌は手塩にかけて生みだした愛するわが子。その価値をしっかり理解してくれるお客様に愛用して頂きたいとの思いから社長はこれを死守し、少数代理店のみの扱いで普及をスタートしました。

そんなことでうちのカフェでも北海道で唯一、青山食品さんの菌を扱っているのですが、なかなか評判が良いですよ。市販の牛乳由来のヨーグルトよりもこの豆乳ヨーグルトの方がわが家でもスタンダードになっています。子供たちも大好きで、私もその美味しさと良さを日々実感しています。

以前、本ブログでもご紹介したことがあるので興味のある方はこちらをご参照ください。⬇︎

『怠け心を克服する豆乳ヨーグルト』

⭐️ 添加物のないナチュラルなヨーグルトを食べようと思ったら、自宅で作るのが一番！パック牛乳の代金とわずかな電気代だけでできる経済的な健康便利グッズです！種さえ手に入れば、植物性100%の豆乳ヨーグルトだってできます！