カラダを意識して動かすと人生が変わる体芯力体操

カラダの哲学
Image is photograph by HotDuckZ!!

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この頃、よく思うのですが、栄養学や食事法、体操法やヨガに瞑想・・・と、空前の健康ブームで、誰もが身近に健康になるための知識やツールをかんたんに手に入れるようになったにもかかわらず、不調を訴える人が多いです。

スタイルを良くするために筋肉をつけたいとか、痩せたいから運動や体操でなんとかしたい、なんていう悩みとは別に、「カラダがだるくて仕方がない」とか、「眠れない」「風邪をひきやすい」とか、「疲れが取れない」「肩がこる」なんていう全体的に不調を感じている人がどうも増えていると感じるのです。

これは、いわゆる漢方でいうところの「未病」。病気ではないのだけれど、さりとて完全な健康体とも言えない段階の体調不良の状態を指します。

そして、その状態が改善されずに長く続けば、やがては「首が回らない」「腰が痛い」とか、「肩が上がらない」「ぎっくり腰で立てなくなった」という事態を迎えるに至るわけです。

しかし、こうした症状が現れるよりずっと前からカラダは無理に無理を重ね、耐えてきたのです。しかし、カラダは少々のことでは音をあげないようにできているので、持ち主にはついぞわかりません。しかし、カラダとしては長い間放っておかれて、いよいよさあ大変となった時に「痛み」や「不快な症状」というサインを出すのです。

でも、そうなってしまっては治療に時間がかかります。未病の段階で気づき、しかるべき対処を講じればカラダはもっと早く回復に向かってくれるのです。

 





 

■日頃からカラダ全体に意識を向ける■

外側に噴出してしまった不快な症状や痛みという問題と、内側に存在する未病の問題とは、一見別なことのように見えてどちらも同じカラダに起こっていることです。

それを見過ごしてしまうことでさらに事態は深刻化してしまうのです。大切なのは、日々、自分のカラダに意識を向けて動かすことです。外側に噴出してしまった不快な症状や痛みという問題の背後には「骨や筋肉」が関係しています。筋肉を動かさねば、骨も、そこを通る神経も確実に衰えてしまいます。

全身の骨、筋肉、血管、神経が衰えてしまったら、当然、内臓だって衰えます。やがて、カラダ全体をコントロールしている脳もサボって衰え始めます。こうなってしまえば体調が悪くなるのも当たり前なのです。

カラダは全体として機能しています。バラバラではいかんのです。部分だけではいかんのです。普段からカラダ全体を意識して動かしてみて、触って感じる習慣をつけなくてはカラダは衰えてしまうのです。

 

■カラダを意識する。動きを意識する■

例えば、立ってみてください。動かずに、どこも痛いところなく立っていることができますか?

腰が痛くてまっすぐ伸びずにかばっていたりしませんか?

試しに肩甲骨を少し下に下げるようにして、お腹を引っ込めてお尻をグッと両側からグッと引き寄せるようにして立ってみてください。そうすると、胸が開いて楽に気持ち良く立っていられるんじゃありませんか?

では、ぐんと背伸びをしてみましょう。手を上に上げ、伸ばして伸ばして、脚は下の方へ、地球の中心へ向けて伸ばしていくつもりで伸びると不思議とさらに手を上に伸ばすことができます。

こんな風にして自分のカラダを意識しながら動かしてみる時間を日々の暮らしの中で習慣化することが大切です。自分に合ったエクササイズを取り入れて、カラダと対話するのです。そうすれば、先にあげた不快な事態を迎えずにすむだけでなく、やがて誰もに平等に訪れる「老い」という問題にも悲観的にならずに対応することができます。

でも、大事なのはそこに「無理がない」ということです。「無理」とは、理にそぐわないということです。いくらカラダに良いと言われる健康法や体操法でも、がんばりすぎたり、自分に合ってもいないのに無理しながら続けたのでは必ず故障が起きてしまいます。

 

■がんばらずにできる体芯力体操■

例えば、がんばることを抜きにして、「前後、左右、ひねる」の3つの動作を意識し軽く行うだけで、カラダの深部が鍛えられ、立つ、歩く、坐る、しゃがむなどの日常運動がとても楽になったとしたならどうでしょう?

がんばらずにできる効果的な体操?そんな虫の良い話があるわけないだろう、って?

・・・いえいえ、それがあるんです。

「体芯力体操」ってご存知ですか?

 

東京大学名誉教授の小林寛道先生が提唱する「認知動作型トレーニング理論」というものがあるのですが、それをベースに考案されたのが「体芯力体操」。

考案者は鈴木亮司さん。鈴木さんは、1977年千葉県館山市生まれ。東京健康科学専門学校卒業。総合格闘技やK-1 などで活躍した経験を持ち、選手引退後の2010 年からスポーツトレーナー活動を始められ、現在、日本体芯力協会会長として指導されています。

「体芯」とは、カラダの最も深いところにある「大腰筋」のこと。 大腰筋は背骨と下半身をつないでいる唯一の筋肉で、これが衰えると寝たきりになると言われています。 「体芯力体操」は、背骨、骨盤、肩甲骨の3つを柔らかく使う動きをベースにしたトレーニングで、「体芯」を鍛えます。

力んだり、苦しんだりせず、まるでストレッチをしているだけに見える簡単なトレーニングですが、実はこれこそが大腰筋が強化され、持久力も柔軟性も高まる秘訣。 年配者や運動嫌いな人、ずっと運動をしてこなかった人、運動をする時間がない人でも、誰でも気軽に取り組むことができます。 実践者は65歳以上の高齢者が3分の1以上。すでに腰痛や膝痛など、寝たきりの原因ともなる症状が続々改善しているそうです。

 

■運動は本来、カラダの機能を高め楽にするもの■

考案者の鈴木さんは、 中学まで体育の成績は「3」、野球部では万年補欠で特別、身体能力が優れていたわけではありません。しかし、高校の陸上部で自己流トレーニング法を考案し、見事インターハイ出場。ところが卒業後、格闘技を始めるとケガばかりして強くなれず、暗中模索した結果、「カラダの動きを改善するカギは背骨・肩甲骨・骨盤の動き=人間の要の筋肉である大腰筋を強化する動き」にあることに気がつきます。

大切なのは、がんばることではなく「動きの質」を高めること。子どもや動物のようにしなやかで疲れにくく、ケガをしないカラダをめざすこと。これはアスリートにも、リハビリにも、健康になりたい人にもすべての人に通じる原理です。

本来、運動に「キツイ」「つらい」「痛い」はNGなんです。ましてや「筋トレ」も不要。運動とは本来、自由で、カラダ全体の機能を高め、楽にするものであるべき。その信念から生まれた「体芯力体操」は、プロ・アマ問わずスポーツを愛する幅広い層に支持され、高齢者にも「膝痛がよくなった」「反射能力が速くなった」と評判。筋トレをせずに楽に筋力がつくなんて、これは間違いなく長寿時代にぴったりの体操です。

 

■あなたも100歳まで歩けます!?■

筋トレブームで、多くの人が注目している「体幹」や「大腰筋」、「コアマッスル」。確かにこれが衰えることでふだんの生活に支障が出て年齢とともに歩けなくなったり、場合によっては寝たきりになると言われてはいますが、一般的な筋トレでこれを鍛えようとしても、かえって硬い筋肉をつくってしまったり、偏りのある筋肉がついてしまったりすることが多くあります。それが原因で、カラダの動きにも歪みが生じ、膝や腰を痛めることにもなりやすいのです。

そんな困った状態を予防、改善するために書かれた本が100歳まで歩ける! 「体芯力」体操』。

ページ数は、わずか96ページと短いながらも、

PART1「体芯力」体操で寝たきりを防ぐ、

PART2 今日から始める「体芯力」体操、

PART3「体芯力」体操の嬉しい健康効果、

これら3つの章からなり、体操の原理と方法をとてもわかりやすく伝えてくれます。理論的にも優れ、体操自体も誰もが無理なくできると思います。

もともとカラダの深部の筋肉は骨に近いところにあります。そのため、自分ではなかなかコントロールできません。なので、負荷をかけて無理に鍛えようとしても表面の筋肉を固くしてしまうだけで、筋肉の深部には届かないのです。

ところが、力を抜くことを意識し、リラックスしながら行うことで、カラダの芯の筋肉にもちゃんと刺激が伝わるのです。だからこそ、年配者や運動嫌いな人、運動をする時間が取れない人でも気楽に取り組むことができるのです。

 

■大腰筋を楽に鍛えて体芯力を養う■

本書でも取り上げられている「大腰筋」ですが、その働きには大きく分けて3つあります。

 

①背骨を支える

②太ももを引き上げる

③直立二足歩行を維持する

 

体芯力体操の主たる目的は、簡単な運動によって体の芯=大腰筋に力が維持されている状態をつくり出していくことです。従来の「体幹を鍛えよう!」といった無理なスポ根的アプローチ法とは異なり、もっと簡単で楽に優雅に理想の大腰筋へと近づけていきます。

そのことが、柔軟な筋肉を維持して美しい姿勢を保つためにより効果的で、この本を読むことでさらにふだんカラダを動かす時のコツやどうすればカラダを上手く動かせるようになるかを学ぶことができるのです。本書は特に次のような人にオススメします。

 

●今まで他の体操やエクササイズをしてきたけれど一向に思った通りの結果が出ていない人。

●健康のために何か運動をしていても飽きっぽくて長続きしない人

●中高年になっても寝たきりにならずに元気でいたい人

 

この本を読んで実践すれば、おそらく、立つ、歩く、坐る、しゃがむなどの日常生活の行動がとても楽になると思います。どなたにもぜひ一読をオススメします!

 

■あなたも一緒に元気に100歳を迎えましょう!■

最近、腰痛を訴える人がものすごく増えています。これには年齢があまり関係ありません。年配の方だけでなく若い人にも多いのです。腰痛を持っている人は姿勢が悪く猫背になりやすい。

原因の一つにはPCの長時間の使用など労働環境によるものもあるのかもしれません。一日中椅子に座りっぱなしの作業であれば当然、姿勢も悪くなり、腰への負担も増大します。結果、腰痛持ちになって猫背になり、歯並びが悪くポカンと口を開けたしまりのない顔つきの社会人が増えてしまいます。

もっと多くの人に自分のカラダに意識を向けて、ふだんから自分自身でケアすることを習慣づけていってもらいたいと思います。日本の学校教育の中にももっと「自分のカラダを自分でケアする」という思想や方法論が浸透していってほしいと願っています。自分自身を心身の面でコントロールできない人が、ましてや自分自身の人生を思い通りに創造することなんて到底叶うはずもありませんから。

しかし、カラダは正直です。少しでも時間をさいて意識を向け始めると、必ずそれに応えてくれます。「カラダがだるくて仕方がない」とか、「眠れない」「風邪をひきやすい」といった症状は改善し、「痛み」や「苦しさ」の代わりに「希望」と「喜び」が湧いてきます。そうなると、カラダのみならず気持ちや考え方も変わり、行動が変わります。行動が変われば、関わるものが変わり、結果、自分の人生も大きく変化するのです。

すべては自分のカラダに意識を向けることから始まります。

今回ご紹介した「体芯力体操」も、あなたの人生にきっと大きな変化をもたらす力を有している、私はそう信じています。

 

 

 

⭐️ 今回ご紹介した「体芯力体操」。論より証拠。何はともあれ、読んでみること、やってみることです。あなたも一緒に100歳を迎えるその日まで、ともに元気に楽しい人生ロードを歩いてまいりましょう!

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