ジョギングでカラダを壊さない10の秘訣

運動

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トレーニングが好き、ジョギングが好き、という人は多いです。

しかし、何事もほどほどが肝心。治療業を営む私のもとには日々、様々なクライアントさんがお見えになりますが、案外多いのが、過度なジョギングでカラダを壊してしまう方。

カラダを鍛えようと思って、あるいはやせようと思ってジョギングを始めるのは良いのですが、カラダを壊してしまっては本末転倒。にもかかわらず、ギョギング愛好家の中には、痛みを負いながらも、なかなか走るのをやめようとしない方が多いもの。

そんな方たちのために、「ジョギングでカラダを壊さない10の秘訣」を考えてみました。

 





 

①鍛えるよりも、ほぐすことを目標にしよう!

多くの方が自己嫌悪から、弛みきった心身を叩きのめすために走り始めます。「鍛えたる!」という感じで、もはや修行や鍛錬といった殺気立ったオーラ全開で走っているのです。そんな無理はカラダに良くないし、何より道ですれ違う私たちは恐怖を感じます。もっとにこやかに緩やかに参りましょう。その方が心身にもプラスが多いと思いますよ。

 

②毎日続けなければという強迫観念を捨てよ!

ランニングについて書かれた書物の中には、1日でも休めば、積み上げてきたトレーニングが台無しになってしまうような書き方をしているものがあり、雨の日も風の日も、台風の中でも走り続ける方がいます。その精神力は賞賛したいのですが、やはり無理はいけません。ギョギング本来の思想にも反しています。不調の時は休むべきだし、良い休息は、トレーニングにとって大切な一部分なのです。しかし、明らかに食べ過ぎや運動不足がたたってだるい、調子悪いとお嘆きの貴兄には、「直ちに走ってこんかい!」と言ってゲキを飛ばすのはありです。

 

③ジョギングでは痩せられないと悟れ!

よくボクサーが減量のために厚着して走っていますが、これは水分を出すだけで、終わって水を飲めば、すぐの体重に戻ってしまいます。脂肪1gを消費するのに、9カロリーのエネルギーが必要として計算すれば、12時間飲まず食わずで走り続けて1㎏減るか減らないかという結果になります。あなたはそれでも減量のために走り続けますか?今からでも遅くはありません。走る目的をもう一度設定し直してみませんか?

 

④自分のペースをつかもう!

運動直後の心拍数を計って記録することをお勧めします。腕時計を見ながら、脈を計って6倍すれば出てきます。一般的に言われる正常値は180−自分の年齢です。アスリートでもなく、これといって病気も持っていない普通の人が健康のためにギョギングするしたいと思うのならば、ゆっくりした自分のペースで数十分とかでなく、一時間位の長い時間で走ることをお勧めします。

 

⑤走り続けなくたって良いと悟ろう!

マイペースの極意、それが何かといえば、「走り続けなくたって良いのだ」と自分に言い聞かせることです。途中で気が向かなくなったら、足踏みしたって良いじゃありませんか。所々で歩いてみたり、ぶらぶら走りに変えてみたり、途中で可愛い女の子とすれ違えば、声をかけて立ち話してみたって良いのです。

ただし、最初の数分で苦しくなってやめてしまったのでは意味がありません。はじめに体内酸素を消費し尽くしてからカラダの新陳代謝が高まって気持ちの良さも生まれてきて、それから本当の運動が始まるわけですから、そのラインはしっかり超えるからこそ自由な振る舞いは可能になると心得ましょう。

 

⑥整理体操は十分に!

どんなスポーツだってそうですが、朝起きていきなりカラダがまだ温まっていない状態で激しく使えば、筋を痛めたり、内臓の調子をおかしくしたりはするものです。自分なりのリラックスできる整理体操を見つけて十分カラダを温めた上で走り、終わった後は、再びクールダウンのための体操をして日常生活へと戻っていく。これがジョギングの正しい作法です。整理体操を十分行えば、結果的にカラダに負担をかけず、長いランナー人生が楽しめるというものです。

 

⑦水分はしっかり摂ろう!

昔は「運動中はバテるから水を飲むな!」こんなことがまことしやかに言われ、指導者もそれが真実だと疑わずに指導していました。しかし、太陽が地球の周りを回っていたのではなく、地球が太陽の周りを回っていたのが真実なのです。新陳代謝を高め、カラダをリラックスさせるためには水は必要不可欠です。汗をかいて水が飲みたいのにそれを無理に我慢していたら、当然、血液濃度は上昇し、血栓症や熱射病、熱ケイレンを招いてしまい危険です。

ただ、走っている途中で大量にがぶ飲みすると腹痛のもとになったり、血液中の塩類が急に減り、筋ケイレンや心不全を起こすこともあるので、それは知っておく必要があります。スポーツドリンクを水で薄めたものを少量ずつ口に含むのが理想です。

 

⑧空気の良い場所を走ろう!

車がビュンビュン行き交う大きな通りを都会のランナーたちが黙々と走っているのを見かけます。手軽に走れるとは言っても、空気は私たち人間が普段食べ物以上に多くカラダに取り込む物質です。いくらなんでも排気ガスを追っかけて走るのはカラダにとって良くはないでしょう。場所を選んで風景の美しいところ、空気の美味しいところを心おきなく走ろうじゃありませんか。

 

⑨足に合ったシューズを履こう!

ほとんどのランナーさんは、たいていアスファルトの上を走ることになるでしょう。それゆえ、踵や膝を痛めない配慮というのが非常に重要になってくるのです。ジョギングシューズは、底が厚く、つま先の蹴りがきかずにスピードが出せない代わりに着地のショックを吸収、分散できるように考え抜かれて作られています。事故防止のためにも快適な走りのためにも自分に合ったシューズを選んで履きましょう。

 

⑩暮らしのリズムに合わせよう!

何もギョギングに限ったことではありませんが、毎日の保健体育のすべてにおいて、トレーニングというものが暮らしから切り離された形では長続きしませんし、楽しめません。生活スタイルも夜型、朝型、昼型と人によっては様々あると思いますが、ご自分の生活スタイルを考え合わせ、無理なく、長く続けられるような選択が必要です。

 

以上が「ジョギングでカラダを壊さない10の秘訣」になります。健康生活のシンボルのようなジョギングにおいても毎年、亡くなられる方が発生します。その原因は、走りそのものがリラックスのためでない上に、こわばった常識や走りに対する誤った思い込みがカラダの自然な要求を無理に抑制するせいじゃないかと思います。

この心地良い季節、そうしたことに十分注意しながら、快適で安全に春の大地を駆け抜けて頂きたいと思います。

 

 

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