口呼吸がカラダに様々な不調をもたらす原因となることはすでにお伝えしました。
今回は、その困った口呼吸を「意外なあること」によって改善できるという話をさせて頂きたいと思います。その意外なあることとは、「歯を磨くこと」なんです!
「えっ? そんなの毎日やってるよ。それなのになぜ口呼吸が治らないの?」
・・・そう疑問に思われる方もいらっしゃるかも知れません。まあ、そう慌てずにお茶でも飲みながら、ゆっくり私の話を聴いて下さい。
関西で活躍されている歯科医師に梅田 龍弘(うめだ たつひろ)先生がいます。梅田先生は、歯はもちろん、噛み合わせと口呼吸を治すことにより、患者を心身ともに健康へと導くことをモットーに治療を行われています。
・・・先生曰く、
日本国民の約70%は口呼吸をしています。口呼吸は万病の元ともいわれ、多くの方が悩まれている病気は口呼吸が原因となっている可能性が大いにあります。
過去に口呼吸の改善法があったにもかかわらずなぜ治しにくかったのか?
それは根本原因が他にあるからで、その原因とはまさに歯垢=細菌です。
普通、歯ブラシだけの数分の歯みがきでは細菌はほとんど取れていないのです。歯みがき粉のスーッとした味でみがけたと錯覚しているだけです。起床時に感じる、あの口の中の粘つきこそが細菌なのです。一般の方が今までの習慣やTVの情報などから正しいと思われている歯みがきは、本当に正しい歯みがきとは真逆の事が多いのです。
結果、みがいてもみがいても実際には歯垢=細菌は半分も取れず、虫歯、歯周病で悩み、口呼吸の原因となるのです。長年、歯科の臨床にたずさわっていると、口呼吸をしている患者さんは、歯周病や虫歯もその原因の多くが 歯垢=細菌であることが経験上わかり、今まで著作物を通じて正しい歯のみがき方を啓蒙してきました。
口、鼻、耳、喉も 診療科目は異なりますが細菌は自由に行き来しているのです。口の中の歯垢=細菌こそが口呼吸の原因となり、虫歯、歯周病、歯の着色はもちろん風邪、鼻炎、鼻づまり、気管支炎、ぜん息、花粉症、肺炎、アトピー・アレルギー、腎炎、口腔内乾燥症、熟睡出来ない、いびき、睡眠時無呼吸症候群、リウマチ、虚弱体質などの原因となっているのは明らかです。
言い換えると、鼻呼吸ができればこれらの病気にはならないということです。鼻呼吸ができることは身体にとって素晴らしいことなのです。
私の「歯みがき」でよくなる画期的改善法は本を読んで実行していただくと誰もが簡単に人間本来の自己免疫力が必ず上がり、薬を使わない本当の意味での健康に寄与できると、他に類をみない健康法だと自負しております。
歯垢、(又の名をプラーク)とは、ネバネバした塊で、その9割が虫歯菌や歯周病菌です。その歯垢が関係して多くの病気を発症します。代表的なのが「歯周病」で、40歳以上の8割が歯周病にかかっているとされています。
歯周病は時間を経て細菌が歯茎や歯骨の組織を破壊していく病気ですが、その菌が血管に入り込み、全身に回れば疲労を増やし、免疫の低下からカラダの回復力を低下させます。さらには心臓病や脳炎、骨粗しょう症や子宮炎、腎炎や関節炎などの疾患の原因になるとも言われています。
また歯垢が原因で「口呼吸」になってしまうと梅田先生は指摘します。口呼吸は口の中だけの問題ではなく慢性的な体調不良や免疫低下などにも影響しているのです。
では、そもそもなぜ歯垢が口呼吸の原因となってしまうのでしょう?
歯のみがき方が悪いと徐々に歯垢=細菌が増えて、喉の奥にある扁桃を腫らします。扁桃は免疫システムの要となる場所です。やがて、その炎症が同じ免疫系である鼻腔にも及び、鼻孔をふさいでしまいます。結果として、吸気を確保するために「口呼吸」になるというわけなのです。
しかし、歯のみがき方次第で、歯垢の量は大きく変わってきます。梅田先生の指導される歯みがきの方法にその答えはあります。順を追ってそのみがき方についてお伝えしましょう。まずはじめに用意してもらいたいものがあります。
<用意するもの>
①歯磨き粉 歯医者さんなどで扱っている研磨剤なしの殺菌作用のあるもの。研磨剤を含んだ製品は輝きやすいが、エナメル質を削るため、逆に虫歯や歯肉炎の原因となる。
②歯ブラシ きちんと歯周ポケットに入って歯肉を傷つけないもの。ヘッドが小さく柔らかめで毛先が丸い、毛にコシのあるもの。
③ワンタフトブラシ
④デンタルフロス
⑤歯間ブラシ
その他にも歯垢染色液やデンタルミラー、ブリッジの中にフロスを通すフロススレッダー、洗口液など必要に応じて用意する。
<歯みがきのコツ>
口呼吸改善のための歯みがき。その目的は歯垢を除去すること。食べ残しを掃除することではない。歯みがきは基本的に1日2回行う。
①就寝前 15分ほどかけて、歯みがきとデンタルフロスや歯間ブラシをていねいに行う。
②起床時 朝起きたら朝食前の歯みがきです。朝食後に歯みがきをする方もいますが、就寝中に歯垢が増殖していますので、みがかずに朝食を食べるのは歯周病菌などの細菌を食べることになります!歯ブラシだけで3分ほどで構いません、絶対に行うこと。
まず、歯ブラシを歯一本ずつ磨いていくイメージで、歯ブラシを当てる強さは100~150g位で行います。
①外側から歯に垂直に当て5往復してみがく
②歯と歯茎の境目を斜めに当て5往復してみがく
③内側から歯に斜めに当て5往復してみがく
④同じようにして前歯の裏側、奥歯の噛み合わせ、奥歯の内側も丁寧にみがく
みがくのに順番はないけれど、歯は一本一本丁寧にみがきましょう。でも歯垢は残るもの。そのため夜には1日1回はワンタフトブラシ、歯間ブラシ、デンタルフロスなどを使い、歯垢をしっかり取り除きます。普通の歯ブラシだけでは限界があります。特に奥歯回りの歯周ポケットや歯間には、デンタルフロスや歯間ブラシが最適です。困った口臭の主な原因も、実はこのみがき残しの歯垢なのです。
デンタルフロスとは、別名「糸ようじ」のこと。いくら念入りに歯を磨いても、歯ブラシでは届かないところがあります。歯間はどうしてもみがき残すことが多いので、こまめなサポートが必要なのです。
また、歯間ブラシは、奥歯の歯周ポケットなどみがき残しが多い場所に使います。L字型の歯間ブラシが奥回りの歯垢をしっかり取ってくれるのでおすすめです。
つまりは歯のみがき方次第で、健康の質が大きく変わりということです。歯のみがき方が悪ければ、やがて慢性疲労を起こして体調を害することさえあります。当然、スポーツをされている方などはパフォーマンスにも影響します。より高い成績を目指すなら、口呼吸を止め、鼻呼吸にするのは基本です。以下、良くない歯みがきがどんな風にカラダに影響するかをまとめます。
①歯垢が扁桃の炎症原因になり、鼻腔を腫らして「鼻呼吸」を阻害する!
②口呼吸が常習化すると免疫力が下がり、疲労回復力や治癒力が低下する。
③血中酸素量が上がらず、持久力や瞬発力、判断力などの脳機能が低下する。
さあ、ここまでお伝えしたら、二度と口呼吸に頼ってなんていられません。しっかり歯をみがき、鼻腔を整えて、難なく鼻呼吸できる自分につくり変えて参りましょう。健康と幸せは、あなたのすぐ手の届くところにあるのです!
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