質の良いミト様を育てよう！

今年も残すところあとわずかとなりました。皆様、いかがお過ごしですか？

私は現在、先日開催した「不思議即効療法札幌セミナー」のDVD制作に追われています。

なんとか年内にリリースしたいと思い、専門知識もないままに独学で臨んでいるため四苦八苦しながらの作業でそちらに時間が取られ、なかなかブログ更新がままなりません。

でも、執筆のほうもできるだけお休みせず続けたいと思ってますので、よろしければおつきあい下さい。

■ミトコンドリアがカラダを若くする■

さて、今回のテーマですが、前回に引き続き「ミトコンドリア」についてです。

私、数年前から「ミトコンドリア」なるものにとても興味がありまして、日々それについての学びを深めております。ミトコンドリアは私たちの体内の細胞に存在する小器官のひとつなのですが、今まで長い間、その働きの詳細については秘密のベールに包まれておりました。

それが、ここ十数年の生物学界のトレンドであります「分子細胞生物学」の研究によって少しずつそのベールが剥がされてきています。

その中でわかったことが、「ミトコンドリアと健康との関係」で、中でも特に大きな発見は「ミトコンドリアにカラダを若くする機能がある」ということなんです。

しかも、ミトコンドリアには質の良し悪しがあり、私たちの生活習慣によって良くも悪くも変化し、それが老化のスピードを速くも遅くもするということがわかってきたのです。言ってみれば、良いミトコンドリアの量を増やしさえすれば、私たちのカラダの機能は向上し、若々しく健康的に生きることができるのです。

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私は、そんなミトコンドリアについて理解するにつれ、そのありがたいほどの働きに神々しささえ覚え、今では「ミト様」と呼んで崇め奉っているほどです。ミト様は私にとって「神様」と同義語です。なので、今後、ブログではミトコンドリアのことを「ミト様」と敬称で表記させて頂きます。イメージ的にはこんな感じ。↓

●「水戸黄門」©TBS

（僕らの世代は黄門様といえばやっぱり東野英治郎！）

■長命な動物はミト様が違う！■

例えば、「ツルは千年、カメは万年」なんて言葉があります。

これらの動物の寿命が長いことの表現ですが、たしかにカメはアブダブラゾウガメの寿命152年という記録があります。これにはカメの徹底的にエネルギー消費を節約したスローな生態が関係しています。エネルギーの消費量が少ないと、それだけ老化の原因となる活性酸素の発生も少なくなり、結果的に病気しづらくなるのは自明の理。

かたや、ツルに代表されるトリだって動物の中では驚異的に寿命が長いです。動物には、個体のサイズに応じた寿命というのがあり、小さい動物ほど動きが素早く、心臓の鼓動も速く短命。そして、大きい動物ほど動きがゆっくりになり長命です。

しかし、トリの「空を飛ぶ動作」というのは、動物の中でも最もエネルギー消費が多い動作であるにもかかわらず、セキセイインコなどは10年以上生きることだって珍しくありません。ハムスターは平均寿命が3年ほどであるのに、同じくらいの大きさのハトは20年くらいまで生きるものもあるそうで、ツルの場合30年も長生きします。

激しい動きほど活性酸素が発生し、病気しやすく短命になるはずなのに、トリはなぜこうも驚異的に寿命が長いのでしょう？

・・・実は、その答えこそが「ミト様の質の違い」にあるのです！

■良いミト様を育てるには■

ミト様は、私たちの細胞の中にあるひとつの器官で、細胞全体の10~20%を占めています。細胞によって100〜3000個もの数が含まれる器官で、さまざまな働きを持っています。中でも最も大切な働きのひとつがカラダを動かしたり基礎代謝を促し、エネルギーをつくり出すことです。

もちろん、トリのミト様からも大量のエネルギーがつくられるのですが、飛ぶ時の激しい動きのわりに発生する活性酸素がものすごく少ないという特徴を持っているのです。前回お伝えしましたが、活性酸素とはカラダの内部に生じるサビのようなもので老化の原因の最たるものです。

つまりは、エネルギー産生能力がものすごく高いのに活性酸素がものすごく少ない。これがトリのミト様の注目すべき特徴であり、これそこが質の良いミト様といえます。

実は私たち人間の中にも、このトリのミト様によく似た質の良いミト様を持つ人たちがいます。誰だと思いますか？

・・・それはマラソン選手です。

42.195キロを走ることは、誰でも練習さえつめばいつかは実現できるでしょう。しかし、それを2時間で走りきることができるかといえば、誰もがというわけにはいきません。特別に質の良いミト様を持っている選手に限られてしまいます。

しかし、２時間で走りきることは無理でも、自身のミト様を質の良いものに改善し、健康長寿のゴールを目指すことは誰もができることです。

生物学的に見た人間の寿命というものは、120歳といわれています。ミト様を質の良いものにすることで、病気を防ぎ、若さを保つことは不可能ではないのです。では、どうしたことに気をつければ質の良いミト様にすることができるのでしょう？

・・・答えがあります。続きは次回のお楽しみということで。

（＊ちなみにトップ画像はミト様の断面図です）

★ミト様に着目したことで治る西洋医学の復活に成功した田中医師と「万病の原因は腸にあり」という治療で患者が行列をなす西原医師による奇跡の対談! 「人類進化はもうすでに日本から始まっている」と断言する西原医師は「腸を冷やさない」「骨休めをする」「口呼吸をしない」の三つを実践すればすべて治る！と断言する。新たな医療の地平が見えてきます！