冷え性を漢方で治す


kanpo

寒い冬がやってまいりました。私の暮らす札幌は、まだ雪に覆われてはいませんが、それでも早々に車をスノータイヤに履き替え、庭の冬囲いも済ませ、今か今かと、雪の登場に備えています。皆さんの街はいかがですか?

さて、これからの季節、健康対策として一番気になるのは何でしょう?

風邪やインフルエンザも確かに気になりますが、「冷え性」を持っていらっしゃる方にとっては、冬はとても嫌な季節なのではないでしょうか?

今回は、そんな「冷え性を漢方で治す」というテーマでお話ししたいと思います。

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■冷え性の原因は生活習慣■

冷え症は遺伝だから仕方がないと諦めている方もおられます。確かに、冷え症には遺伝的な要因も関係していますが、より深く関係しているのは環境要因、つまりは生活習慣です。これまでの生活習慣の積み重ねによって冷え症となっていることを考えると、その改善には生活習慣を見直すことがとても大切です。

何もかも家電製品が代わりにやってくれる便利になった現代社会。

日々の暮らしの中で私たちは昔の人ほど体を動かさなくなっています。

まずはここから改善したいもの。買い物には歩いて行く。エレベーターなど使わず階段を利用する。炊事、洗濯、掃除に手間をかけるなどなど・・・

■冷えを作り出す食べ物・飲み物■

普段の生活の中で、まず「体を動かす」という意識を取り入れることが必要なんです。食生活においては、体を冷やす陰性食物(果物や葉菜、果菜、砂糖、スパイス、コーヒー、アルコールなど)を少なくして、陽性食物(根菜、肉、魚、味噌、醤油、塩気を持つものなど)を意識して摂ることが必要です。サラダや冷麺、スムージーなどの冷たくして食べる食品や刺し身という調理方法などは、冷え症という観点からは決しておすすめできません。

ローフードが流行っている昨今ですが、食物は生で食べるよりも加熱した方が体を温めます。また、調味料では、砂糖や酢、南国原産のスパイスの類は体を冷やすとされています。そういったものよりは、味噌や醤油など日本古来の調味料を上手に活用しましょう。

■冷えにはシャワーよりもお風呂■

そして、入浴方法も見直す必要があります。最近は手軽さや忙しさからシャワーを利用する人が多いようですが、これでは洗浄はできてもカラダの芯はちっとも温まりません。また、熱い風呂に短時間入るというカラスの行水では、カラダの芯が温まらずに表面だけが熱くなって発汗しますので、かえって冷やしてしまいます。少しぬるめの温度にしてゆっくりと温まるという入浴方法が良いのです。半身浴や足浴もおすすめです。

では、西洋薬に代わるもうひとつの選択肢として日本でも定着してきた感のある漢方薬ですが、冷え症に有効な治療薬はあるのでしょうか?

それが、あるんです!

西洋薬には冷え症を効能としてうたっているものはありませんが、漢方薬は冷え症に対して非常によく使用されています。

冷え症を漢方薬で治療する際には、カラダのどの部位に冷えを感じているかが重要!!です。

■症状別漢方薬のすすめ■

①カラダ全体が冷えるという人

・四逆湯(しぎゃくとう)

・茯苓(ぶくりょう)

・四逆湯、真武湯(しんぶとう)

・附子理中湯(ぶしりちゅうとう)など

②手足など末端が冷える人

・桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

・当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)など

③足が冷え、顔はのぼせる人

・桃核承気湯(とうかくじょうきとう)

・加味逍遙散(かみしょうようさん)

・温経湯(うんけいとう)など

④足が冷え、顔はのぼせない人

・八味地黄丸(はちみじおうがん)

・牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)

・苓姜朮甘湯(りょうきょうじゅつかんとう)

・・・といった漢方薬が用いられます。

■漢方薬は冷え改善の助けになります■

このように、冷え症のタイプによって使用される漢方薬は違ってきます。ここで大切なのは、再び言わせて頂きますとね。カラダのどの部位に冷えを感じているか」なんです!

本当なら漢方の本場中国では、漢方薬を用いる場合、それぞれの患者さんを診断して「証(しょう)」=(個々の体質や症状のパターン)を割り出し、その証に応じた漢方薬を一人ひとり個別に調合します。

日本では、それができるのは一部の限られた病院や漢方薬局になるため、一般の病院ではやむなく最大公約数的な誰にでも広く効果が期待できるものを処方していますが、本当は個々の症状を細かく診て、それに合った処方をすることが重要なのです。

また、冷え症というものは、「冷え」という症状自体が苦痛なだけでなく、痛みやしびれ、あるいは不眠の原因にもなる可能性があり、生活の質をことごとく低下させてしまいます。

長い冬を元気に乗り切るには、体調、生活の質を合わせて向上させるのが大事なのはいうまでもありません。だからこその冷え症改善。そのためには、生活習慣の見直しとともに、適切な漢方薬の服用が有効になります。

気になるあなたは、ぜひ、お近くの漢方に詳しい専門医の先生にご相談下さい。

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