脂肪にたまる毒

デトックス

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ここ数年、異常な犯罪が増えています。

衝動的に人の命を奪ってみたり、理由もなく動物に危害を与えてみたり・・・、昔だったら考えられないような事件が連日のように報道されています。

そうした事件に触れる私たちの側も、あまりの件数の多さに、以前よりも驚かなくなっている、感覚が麻痺していると感じてしまうほどです。

 

この頃、私はこうした犯罪の背景に、「科学技術の進歩」「人間の過度な便利さの要求」があるような気がしてなりません。

どういう意味かというと、人間の異常行動の裏に、ある種の化学物質が関わっているように思えてならないのです。

 


 

■悪い毒は脂肪にたまる■

現代生活において、私たちの生活は大量の石油製品によって支えられているといっても言い過ぎではありません。それらはとても便利なのものではあるけれど、私たちの心身に多大なマイナスをもたらすものも、ある!

例えば、食品添加物、農薬、薬、化粧品、トランス脂肪酸などなど・・・

これら便利なものに共通することって一体何だと思われますか?

 

・・・それらはすべて、「油に溶ける」ということなんです。

 

「化学物質=石油製品が油に溶けることが、なぜ人間の異常行動と関係があるんだ?」

 

きっと、そう思われる方もあるに違いありません。

なぜだと思われますか?

 

私たちのカラダの諸器官の中で、最も多く脂肪を含む部分は一体どこでしょう?

考えてみて下さい。

 

 

「・・・お尻?」

 

「・・・太もも?」

 

多くの方はそう思われるかもしれません。

でも、違うんです。

 

 

・・・・それは、「脳」なんです!

 

■脳は脂肪の貯蔵庫■

1200~1500gあるといわれる脳ですが、その重さの60%が脂肪で、カラダの器官の中では最も多く脂肪を含んでいるのです。ということはどういうことかというと、脂溶性の化学物質、石油製品は脂肪にたまるゆえ、脳はその害をダイレクトに受けてしまうのです。脳の神経系や細胞膜にもそれらの毒は容赦なく入り込んできます。

脳は行動の司令塔です。そうしたことが原因で、人間としての正常な判断力を失わせ、他者を傷つけてしまう行動を誘発してしまう場合が多くあるのではないかと考えます。

 

では、脂肪にたまった毒を解毒するにはどうしたら良いのでしょう?

それは、脂肪を入れ替えること」です。

 

車のエンジンオイルを古いものから新しいものへと入れ替えるように、毒でまみれた古い脂肪をまず取り除き、良質な新しい脂肪を取り入れれば良いのです。

人間のカラダは水と脂肪とでできており、相互作用を持っています。なので、脂肪を入れ替えるということは、血液に溶ける有害金属の除去にも効果があります。

 

■汗をかくことが毒素の排出につながる■

ならば、どうすればその毒のたまった脂肪、及び有害な重金属を体外に排出できるのか?

それには、「汗をかくこと」です。

 

以前、姉妹ブログ『noahnoahの21世紀カラダ島Blog』に有害金属の除去について書いた記事があります。

★「冬にこそ、出すべきもの2」

 

〜以下、そこから引用します。

 

古い水道管やタバコの煙、車の排気ガスや農産物の農薬、化学肥料などにも含まれ、私たちの暮らしのそこかしこに存在する「鉛」をはじめとする重金属。

これらが作用して、さまざまな健康被害を生み出し、ガンの原因ともなっているという話をしました。

それらを生活から完全にシャットアウトするのは無理だけれど、デトックスしてカラダから排出するためのとっておきの方法があるのです。さて、何でしょう?

・・・それは、「汗をかくこと」なんです。

カンタン過ぎて拍子抜けしちゃった方もあるかもしれません(笑)。でも事実なんです。

デトックスというと、消化管を通じた「便」として出すもの、と思われる方も多いでしょう。

もちろん、排便も大切な解毒方法のひとつなのですが、「発汗」はそれ以上の効果があるのです。

2012年の米・東オンタリオ研究機関による研究報告では、ヒ素、鉛、水銀、カドミウムについて検査したところ、すべてにおいて尿や便、血液よりも「汗」から排出される有害金属が最も高濃度で検出されました。

アメリカや日本では、多くの加工食品のパッケージに「ビスフェノールA」という化学物質が使用されています。これは、環境ホルモンと呼ばれ、長期的にカラダにため込むことで、私たちの正常なホルモン分泌をかく乱させてしまう物質です。

これが、通常、血液や尿からは排出されない人でも、発汗すると必ず「汗」からは排出される事実をつきとめました。

暑かったり、カラダを動かせば、私たちは大量に汗をかきます。それは、単に温度調節をしているだけではなくて、体内毒素や重金属を体外に排出するためのデトックスの働きもしているのです。私たちのカラダはそのように機能的にデザインされているのです。

日々の労働やスポーツ、お風呂やサウナに入ったりすると出てくる「汗」。この汗には、かくも尊い大切な働きがあったのです。私はその事実を知った時、涙しそうになりました。ちなみに涙にもデトックスの効果があるのですが(心身両面において)。

ともあれ、そんな汗ですが、こんな事実があります。

それは、「マラソン選手は、ガンになりにくい」

ドイツの医学者、エルンスト・フォン・アゲン氏によると、時間の大量発汗により、汗腺だけでなく皮脂腺でも脂の混ざった汗を出し、ガンの原因になる重金属の毒成分を体外に排出できます。運動で発生する血行の促進が体内に大量の酸素を送り、酸欠状態になっているガン細胞の水素イオンに結合し、汗となって体外に排出させています。このためにマラソン選手には、ガン患者がほとんどいません」とのこと。この見解は公式発表されました。

考えてみれば、今の日本。すべてにおいて「快適」を求めた結果、本来、汗をかくべき夏にエアコンなるものを開発し、汗をかかずに過ごせてしまう環境。

掃除・洗濯・炊事などなど、昔なら汗をかきながら行っていたはずの日々の労働。これらも高度に発達した家電製品のおかげで汗をかかずしてすませてしまえます。

こんな過度な快適生活。良いわけはありませんよね。

昔の人たちは、それを感覚で感じていたのだと思います。北欧で生まれ、伝統となった「サウナ」だって、寒い冬が長く、汗をかく機会の少ない地域だからこそ、汗を出す方法のひとつとして生まれ、普及してきたのでしょう。

さあ、それがわかったら、もうグズグズなんてしていられません。寒くて、汗をかく機会の少ない冬だからこそ、テレビやパソコンの前で、日がな一日過ごしてないでカラダ動かさなきゃ嘘でしょう!

 

 

〜引用終わり。

 

■毒出しのポイントは、じっくりじんわり汗をかく■

いかがでしょうか?

脂肪にたまった毒を抜くには、じっくり時間をかけて、じんわり汗をかくのが最も効果的なのです。自称・「キチガ医」として有名な医師の内海聡氏は、「低温サウナ」をすすめています。

この場合、大切なのは「低温」ということ。一般的なサウナだと温度が高すぎて長くは入っていられません。また、急激に体温が高くなると、出る汗は水分が主となり、肝心の脂肪の入れ替えができないのです。

実際に、低温サウナに入った後のヘロイン中毒者の汗には、ヘロイン成分が含まれているというデータもあるそうです。

 

これからの季節は寒くなって、カラダを動かすのもおっくうになり、悪い脂肪を溜め込みやすい季節となります。だからこその「汗出し」、重要です!

 

しっかり汗を出して、古い脂肪を排出した後は、良質な水分、油分、それにきれいな食べものを補給して脂肪を入れ替え、脳もカラダもリフレッシュしましょう。

 

竹ぼうきを使った庭掃除、床の雑巾掛け、布団の上げ下ろし、便所での排便姿勢・・・

昔の日本人の暮らしは、普段の生活の中に運動があり、そこで人々は汗をかき、自然な排毒ができていたものです。しかし、現代に生きる私たちは、一軒家からマンションに居住空間が変わり、和式便所は洋式トイレに変わり、布団はベッドに変わり、さほど労せずとも快適に暮らせる道具を手に入れてしまいました。

そして、そこへ輪をかけて、暮らしを便利にする化学物質を取り込んでいることで、カラダは余剰な毒素が排泄できなくなっていると私は見ます。

そうしたことと、異常な犯罪の増加が関係あると見るのは、単にうがったモノの見方なのでしょうか?

 

こんな異常な時代だからこそ、それを立て直そうと思うなら、まず自身のカラダの中の生き物としてのシンプルな機能を取り戻すことです。そのシンプルな機能とは、「正常に取り込んで、正常に排泄できること」

カラダを動かし、汗を出すことがその助けになると私は信じています。

汗を出して自身の毒を出す。それがひいては社会自体の排毒、良化へとつながってゆくのであります。すなわち、自分が健康になり、カラダをきれいにすることが社会環境のクリーニングにつながるのです。

 

Let’s clean up ourselves!!

私たち自身をきれいにしましょう!!

 

 

 

 

★表現が過激なところが趣味ではないけれど、主張されていることは共感できることもある内海医師。現代人が食と向き合う上で、知っておいたほうが良いと思われるポイントがよくまとまっています。ただ、1日1食を実践しておられるはずの彼が、なぜぽっちゃりしているのかは不思議です。

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