あなたは、毎夜、ベッドに入った時、すぐに眠りにつくことができますか?
最近、寝つきが悪いとか、すぐ目がさめてしまうというクライアントさんが少なからずいらっしゃいます。
昼間、あまりカラダを使わず、頭を使うことの多いビジネスマンにそうした悩みを抱えた方があるのですが、それは考えてみると当たり前のこと。
脳とカラダには密接な関係性があり、カラダに疲労が蓄積すると、脳は簡単に眠りに誘導してくれるのですが、そのカラダが十分疲労してない場合、いつまでも脳の眠り誘導のスイッチが入らないゆえ、眠れないのです。
昼間の脳から夜の脳へとシフトするには、カラダは交感神経支配から副交感神経支配へとスイッチが切り替わらねばなりません。
ところが、昼間、カラダを動かすのを怠って、思考、計算を司る左脳ばかりを使ってしまうと、夜になっても相変わらず交感神経が活発に働いてしまうため、脳の覚醒レベルが低下せず、なかなか眠りにつけないというわけなのです。
こんな時、睡眠前にゆったりした気分でぬるめのお風呂に長い時間入ると、意外にも副交感神経が働き出すのです。それでも眠りにつけない場合はどうしたら良いでしょう?
実は、ベッドに入って自然に眠りにつくことができる良いイメージトレーニング法があります。
羊を数えたりするベタな方法なんかじゃありません。
これは実際、私が愛用している方法なのですが、まず、頭の中にホワイトボードを思い描きます。そして、そこに大きく・・・
・・・と書きます。
次に、その文字を黒板消しで消してみます。
そして再び「眠い」と書いて、黒板消しで消す。
この行為を何度も何度もイメージの中で繰り返すことによって自然に眠りについてしまいます。
また、このイメージトレーニング法を行う前に、眠りに誘導しやすくする成分を含んだ食品を摂ると効果が倍増します。ホットミルクを飲むと良いというのは、一般に知られていますよね。その他には、チョコやココアが良いという話も聞きます。
確かにこれらの食品には、どれも眠りを促し、精神を落ち着ける作用のあるトリプトファンが含まれています。しかし、眠る前のカラダにとっては少しハードかなと思い、私は用いません。
私が用いるのは、レタスジュースや青汁、それにたまねぎ。
レタスジュースには入眠を促進するラクチュコピクリン、青汁にはケールに含まれるメラトニンが含まれています。特に青汁のメラトニンは、夜眠る時間になると脳内で増加する物質で、夜の自然な眠気はこの物質が引き起こします。どちらもすごく美味しいといえる味ではありませんが、一度試してみられる価値はあります。
たまねぎについていえば、あの独特の香りに、心を穏やかに保つ働きがあります。あの香りのもとは、硫化アリルという成分ですが、鎮静効果や疲労回復効果も期待できる優れものなのです。
食べてももちろん良いのですが、就寝前にお腹に固形物をいれるのは、消化器に少し負担がかかるので、消化器の弱い方にはおすすめできません。なので、たまねぎは食べずに枕元に置いておきます。
その際、皮をむかずにごろんと置いておいてもダメですよ。玉ねぎは必ず刻むかスライスして容器に入れ、枕元に置くか、水を張った容器に入れておきます。玉ねぎのスライスは2、3枚程度で十分です。玉ねぎをまるまる1個も使っちゃうと逆に刺激が強すぎて眠りの妨げになりますので注意が必要。
眠りにつく方法は、これらのほかにもいくつかあるのですが、今回ご紹介した方法は簡単でお金がかからないのでおすすめです。
また、自分もそうなのですが、夜、パソコンを使っている人は睡眠の妨げになります。アドレナリンやセロトニンといった興奮性物質が分泌され、睡眠の妨害、または深い眠りの妨げとなってしまうのです。私はご紹介した方法で眠れるので問題ないのですが、夜、パソコンをしていて眠れないという方は、しばらく遠ざけてみるのが良いかと思います。
私の暮らす北海道は、お盆を過ぎてかなり涼しくなりました。けれど、本州に暮らしていらっしゃる方たちは、まだまだ夜暑くて眠りにつけないという方も多くいらっしゃることでしょう。
昼間は十分カラダを動かして、夜はイメージトレーニング法と野菜を使った優しい誘導法で快適な眠りを手に入れて下さい。
もうすぐ、さわやかな秋が来ますからね。
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