男と女という性の異なる人間同士がいかに理解し合えるか?
これは、人類の大きなテーマのひとつです。
分かったようでいて、その実、どこまで行っても真に理解できないのが異性の心というものではないでしょうか?現代医学では、心は脳に宿るとされます。ならば、両性の脳の違いを知ることで、異性に対しての理解をさらに深めることができるのでは?と考えるのは当然の帰結。
さっそく、どこにその違いがあるのか考えてみることにしましょう。
さて、付き合い始めた男女というものは最初は互いの良い面しか見えません。二人でどこかへ出かけたり、あるいはどちらかの家でまったり過ごしたり、とても幸せに過ごしているように見えます。
しかし、次第に喧嘩もするようになってきます。出会った頃の仲の良いだけの時期は過ぎ、お互いの長所に混じって欠点も目につくようになってきます。
ちょっとしたことで口論になったり、時々、びっくりするようなところでどちらかが突然怒り出す、なんてことがあったりするかも知れません。相変わらず相手のことは好きなんだけど、どうも理解できないところが目につき始める。これこそが、もしかしたら脳の違いからくるものなのかも、なんです。
男女の脳の違いで最も大きなものは、「脳梁(のうりょう)」の大きさの違いです。私たちの脳には、脳梁と呼ばれる場所があります。これは右脳と左脳をつなぐ神経の束のことで、この場所が「他者に対する共感」を生み出すための大切な働きをしています。
この脳梁が太いと一般的に「共感能力」が高い傾向にあります。自分の周りで喜んでいる人がいれば、一緒になって祝福してあげられるし、悲しみに沈む人があれば、心からの同情を感じてあげることができるのです。けれども、この脳梁が細いと、他人が悲しんでいても自分は全く痛みを感じないし、喜んでいる人を見ても、全く無関心でいられます。言ってみれば共感性に欠けるのです。
この脳梁は、統計的に見て、男性よりも女性の方が太いのです。つまりは男性よりも女性の方が、より他者の気持ちを察してあげるのが得意であると言えるわけなのです。
よく口喧嘩になった時、女性は感情が昂って、日頃感じていることを一斉にまくしたてるのに対し、男性は感情に左右されず、冷静に理屈で反論し、かえってそれが火に油を注ぐ結果となってしまうことが多々あるものです。
男性が左脳で処理する方が得意なのに対して、女性は右脳・左脳とも同じように使います。この違いから分かることは、男性は空間把握や分析などの左脳を使う活動が得意で、目的指向の視点から、「問題解決的な取り組み方」をしやすいということです。
つまり、「何のためにこれを行うのか?」とか、「こうするとこう解決するのではないか?」といった論理的なものの見方をするということです。
一方、女性は問題解決に「創造的な方法」や、「感情を重視した解決法」を取ることが多いようです。
けれどもこうした男女脳の違いというものをあらかじめ知っておくことで、お互いがお互いを理解してあげられるようになるのではないかと私は考えます。
どうひっくり返っても、人類は「男と女」、この二つの性しかないわけで、ならばもう片方の脳の性質くらい、ちょっとは興味を持ってみようかしら・・・なんて、こんなところから男女和合への道は開けてゆくのではないかと思うのであります。
そんな男女の脳の違いについて、時々、あれやこれやと論じてみたいと思っています。現在、不仲の問題を抱えるカップルの問題解決のヒントをお伝えできたらと思います。
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