ラベンダーの季節です。
わが家の庭のラベンダーも、少しずつ紫がかった花が咲き始めています。
清々しく甘い香りと美しい花色で楽しませてくれるラベンダーは、まさに「香りの庭の女王」の名ににふさわしいハーブです。広大なラベンダー畑も素敵だけれど、庭やベランダにひと株あるだけで、暮らしの様々な場面で楽しませてくれますよね。
前にお伝えしたように、アロマセラピーにおいてはラベンダーの精油はリラックスや認知症予防・改善に効果のあるオイルとして知られています。ただ使用する上で、ちょっとした注意点があるのでお伝えしたいと思います。
精油の作用というのはおもしろいもので、使う量によって正反対の作用をするものがあるんです。
例えば、真正ラベンダーの精油は、どの精油のガイドブックを見ても中枢神経抑制効果(鎮静作用=リラックスをもたらす)があげられています。
ところが、真正ラベンダーの主成分である酢酸リナリルは、多量に用いると「鎮静」に働く反面、少量を用いると「興奮」作用があるのです。
なので、心を鎮めてリラックスしようと思って真正ラベンダーを使っても、その使用量が少ないと、かえって興奮を増す場合があるのです。ここに、分量を正しく使うことの意味があります。
また、ラベンダーにはなぜ、「真正」という形容詞がつけられているんだろうと不思議に思う人もいるのではないでしょうか?
「真正」とは、「真に正しい」という意味です。
実は、市販されているラベンダーオイルのほとんどが、「ラバンジン」と呼ばれる成分のもので、薬効がある本当の精油とはほど遠いという事情があります。
「ラベンダーを使ってみたけれど、不眠にちっとも効果がなかった」などという声を時々聞きますが、使ったオイルをよく調べてもらったところ、真正ラベンダーではなくてラバンジンだったということがよくあります。
ラベンダーオイルには、真正ラベンダーのほかに、ラベンダー・スピカ、ラベンダー・ストエカス、ラバンジンなどがありますが、鎮静効果をもたらしてくれるのは真正ラベンダーだけなのです。
また、ラベンダーの鎮静効果は酢酸リナリルという芳香成分の作用によりますが、この酢酸リナリルが35%以上含まれていなければ、実際に使用してその効果を得ることだってできません。
ところが一般的に入手できるラベンダーオイルの多くは残念ながら30%未満のもので、成分を調べてみると正式にはラバンジンと呼んだほうがいいものばかりなのです。
これでは眠くもならないし、リラックスもできない、ましてや頭痛を良くしたり、認知症の予防なんて望めないしろものなんです。
また、精油に含まれる芳香成分の量は、原料の栽培地や抽出法によっても異なります。専門家が実験した結果によれば、やはり酢酸リナリルを35%以上含むものにかぎってきちんと睡眠に働く効果が確認されました。もちろんラバンジンのタイプでも香りを楽しんで心理的効果は望めるけれど、生理的効果を期待するなら本物にかないませんよね。
本物のラベンダーオイルを購入したいなら、
「酢酸リナリル35%以上!それ以下はラバンジンでダメよ!」
これからはこれが合言葉です!
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