この世界にあまたある色、色、色・・・。
あなたは何色が好きですか？
もしも、色が私たちの若さや健康に影響を与えるチカラを持っているとしたならどうでしょう。
一般に日本人は渋好みと言われます。
焦げ茶色やネズミ色、黒などを上手に着こなすと、「渋い！」とか「小粋だ！」なんて評価されることが多くありますよね。
けれど、ふだん用いるのがこういった地味めの渋い色ばかりだと、老け込むのが早まってしまうってご存知でしたか？
「そんなの、単なる思い込みだろう」って？
いえいえ、ちゃんと根拠があるんです。なぜなら、これらの色は、カラダに有効な太陽光線を吸収してしまい、ちゃんと体内まで伝えてくれないからなんです。
太陽光線というのは、実は人間の若返りの立役者です。目から入ってくる日光は、種々のホルモンを分泌する下垂体や松果体など自律神経の中枢である視床下部一帯を刺激して、内分泌系を活性化させ、若返りに効果があるのです。
ところが、先に述べた渋い色や黒い色はそうした太陽光線を吸収してしまい、老化を早めて、シワを増やしてしまう色といえます。また、多用すると精神にも影響を与え、意気消沈させてしまう色なのです。
ロンドンのテムズ川にかかるブラックフライアーズ・ブリッジをご存知ですか？
この橋は、その名の通り、昔は黒い色の橋でした。しかし、当時、ここから身を投げる人が後を絶たず、いつの間にか自殺の名所になってしまいました。しかし、その後、橋の色を緑色に塗り替えてからは自殺者の数が１/3に激減しました。現在は写真のように赤と白に塗り替えられています。
●ブラックフライアーズ・ブリッジ
私も黒は好んで着ることが多いのですが、全身が黒一色にならないように他の色を合わせるとか、何か新しいことに意欲的にチャレンジしようという時は、黒ではなくビビットな色を意識して着るようにしています。
それでは、逆に若返りに効果のある色って、何色だと思われますか？
それは・・・ピンクです。
ピンク色こそ、若返りの色なんです。
昔、こんな実験がありました。女性にピンク色のブラウスを着せて、ピンク色の壁にピンク色のカーテンの部屋で生活させてその変化を調べてみたところ、女性はやがて容貌やカラダが若返り、人柄まで明るく愛らしく、目の覚めるような美人さんになりました。
柔らかくてやさしい印象をもつピンクは女性的なイメージが強くありますよね。心やカラダに満ち足りた気分をもたらしてくれる色です。色彩心理学的にみても以下のような効果があります。
①幸せな気持ち、優しい気持ちになる。
②心も体も若くなる。
③愛らしく見える。
④安らぎに満ち足りた気分になる。
⑤愛情を求めるようになる。
⑥緊張をやわらげる。
また、「色の呼吸法」なるものがありまして、イメージを活用することにより、ピンクの持つチカラを効果的に取り込むことができますのでお伝えしますね。
①まずピンク色を思い浮かべ、ピンク色の空気を吸い込んでいるんだとイメージして空気を吸い込む。
②吸い込んだ空気がカラダのすみずみまでしみわたるのをイメージしながら吐き出す。
③ピンク色の呼吸をしながら、自分の肌は日に日になめらかになっていくと心に描く。
＊この呼吸を３〜５回繰り返す。起床時、就寝前、日中の都合の良い時、１日計３回行う。
この呼吸法を行う時には、身近にピンク色をしたものがあるほうが、吸い込む空気を容易にピンク色にイメージできると思います。例えば、カーテンやクッション、バラやシクラメンなどの鉢植えなど、身の周りに実際ピンク色をしたものを置かれると良いでしょう。そして、カラダの中で若返りたい部分があれば、呼吸法を行いながら、その部分へ息を吹きかけるようにします。
どれくらいの期間でこの呼吸法の効果が現れるかというと、実験では半年かかったそうです。けれども、実際にこのピンク色の呼吸法で毎朝快適に目覚め、顔のシワやたるみが消えていき、自分が美しくなったと自他ともに認められるほどになったそうです。しかも、エステのように高額な費用がかかるわけでもありません。
これは、やらない手はありませんよね。人は、自分を美しいと感じられることによって自信もバイタリティーも増し、健康だって増進します。それがさらに人間的な魅力へとつながります。
貴女が美しくなったその先には、バラ色の人生が待っていることをお約束します。
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