時々、意識してしていることのひとつに、
頭の中に入っている知識を「詩」のカタチで表現してみる、
ということがあります。
ブログを始めてから、
以前にも増して
詩にしたためています。
「詩」というカタチで表現すると、
難しい理屈や、分かりづらい理論が
やさしくすーっとまとまるのです。
以前、姉妹ブログ「noahnoahの21世紀カラダ島Blog」に執筆して
反響の大きかった「ガンの治し方」という「詩」がありますので、
ここでもご紹介したいと思います。
生命誕生は３８億年前。
２０億年前まで地球に酸素はなかった。
それまで生命は酸素のない環境で
エネルギーを創り出し、生きてきた。
ところが２０億年前、
光をエネルギーに変える細菌が生まれ、
老廃物として「酸素」を出し、
それによって地球の大気に酸素が増えだした。
それまで無酸素で生きていた私たちの先祖は
とても生きづらかったことだろう。
ところが、ちょうどその頃、
増え続ける酸素を使って
効率よくエネルギーを創る
ミトコンドリアなる生命体が生まれた。
糖質を分解して無酸素状態でエネルギーを創る
「解糖系」、
酸素を使ってエネルギーを創る
「ミトコンドリア系」。
これら相反する生命体が、ある時から共生を始めた。
片方は酸素嫌い、片方は酸素大好き。
合体はしてみたものの、
安定するのにはかなりの時間がかかり、
やっと今から１２億年前、
共生関係が安定して、二つの性質が合わさった
新しい生命体＝私たちになった。
だから、私たちの中にも異なる２種類の
エネルギーを生み出す方法がある。
瞬発的な力は無酸素を好む。
すごい勢いで怒る時は、カラダを緊張させ、
酸素を運ばない状態のほうが力が出る。
競技水泳でも、
カラダを締め付けたユニフォームで
血流を抑制したほうが、瞬発力は増す。
また、細胞を分裂させるのにも無酸素は有効。
酸素を少なくするには、
血流を悪くさせれば良い。
それは冷やすということ。
男性の性器は外に露出している。
これも、股間にあって冷える場所で
細胞分裂を起こしやすくして
精子を産出するためだ。
これらはみんな、
無酸素・低体温・解糖系の世界。
しかし、持続的な力は酸素を好む。
私たちが生まれてから死ぬまで働き続ける
心臓は持続的力のシンボルだ。
これは、ミトコンドリア系の世界。
現に心筋の細胞には、
大量のミトコンドリアが存在する。
骨格筋にも２つある。
瞬発力を担う白筋と、持続力の赤筋。
ジョギング、マラソン、エアロビクスなど
持続力を要求されるスポーツは
赤筋が重要となり、有酸素運動と呼ばれる。
これらはみんな、
有酸素・高体温・ミトコンドリア系の世界。
これら異なるエネルギーの産出方法は、
人の成長段階でも変わってくる。
子供・成長期は、解糖系の時代。
よく食べ、よく動き、瞬発力で生きる。
大人期は、両立の時代。
解糖系とミトコンドリア系を
調和、両立させて生きる。
老人期は、ミトコンドリア系の時代。
食を少なく、動き少なく、持続力で生きる。
大人期にストレスを抱え頑張りすぎるのは、
解糖系のみで生きることにつながる。
これではアンバランス。
カラダが無酸素・低体温になり、
ミトコンドリアが減ってしまう。
実際、ガン細胞には、
ミトコンドリアがとても少ないそうだ。
低体温、無酸素状態という過酷な条件で
必死で生き延びようとしているのが
ガン細胞であり、
ガンとは「細胞の先祖がえり」なのだ。
ここまで考えると、
その解決の道も自ずと見えてくる。
①リラックスして生きること。
②カラダを温めること。
③深呼吸すること。
④野菜・きのこ・海藻をとること。
⑤すべてに感謝すること。
これらを行うと、ガン細胞＝解糖系にとっては
居心地が悪く退散せざるおえなくなる。
よって、治癒への道が開かれる。
これらはすべて、安保先生の教え。
私も共感できるところが多い。
ガン細胞とて決して悪者ではない。
皆、生きようとして必死なだけなのだ。
この世界にあるのは「善悪」ではない。
互いに異なる性質のものが、ひとつの世界に共存し、
共に調和を目指すところに
すべての生命の存在の意味がある。
★今までの常識を疑ってみよう。そこから新しい道は開かれる。安保先生の免疫学は私も日々暮らしの参考にさせて頂いてます。
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