アスパラで疲労回復

野菜の効用

f29b897e90022865ab5bfd27992af284_s

 

これからの季節、食べるのが楽しみなもののひとつに「アスパラガス」があります。私の暮らす北海道は、近年、美味しいアスパラの穫れる土地として全国的に有名になりました。

私がまだ子供の頃は、アスパラと言えば、缶詰に入ったホワイトアスパラが主流で、白くて歯ごたえのないフニャフニャな野菜というイメージでした。それがいつの頃からか、地元でもグリーンのシャキッとした歯ざわりの良いものへと変わり、ずいぶんと味のほうも美味しくなりました。

アスパラは、わりと新しい野菜だと思われている方が多いのではないでしょうか。ところが実は、紀元前より、ギリシアなど地中海地方では薬として重宝されていた野菜なのです。

日本には江戸時代に伝わったのですが、食用として用いられるようになったのは明治以降で、本格的に普及しだしたのは戦後に入ってからなのです。では、どうして昔は隆盛を誇っていたあのホワイトアスパラが最近は影を潜めてしまったのでしょう。それは、栄養学の発展により、ホワイトよりもグリーンのほうが栄養価が高いことが分かってきたからです。

 


 

■グリーンアスパラの優れた栄養価■

タンパク質、カロチン、ビタミンB12と、どれをとってもグリーンのほうがホワイトよりも勝っているのです。それに、あの鮮やかなグリーンは健康的なイメージを喚起しますしね。では、私たちのカラダにとってアスパラを食べることにはどのような効用があると思われますか?

 

例えば、「アスパラギン酸」って聞いたことがありますか?これはアミノ酸の一種で、血圧を下げ、毛細血管を拡張する働きがあります。アスパラには、このアスパラギン酸がとても豊富で、最も多く含まれる栄養成分であることから、その名をとって「アスパラガス」と名づけられました。

中国では、早くからこのような薬効があることが分かり、漢方薬の原料として用いられてきました。ほかにも、血管を強くし、血圧を下げる「ルチン」という成分も含んでいます。ルチンは、そばにも多く含まれているのでご存知の方も多いでしょう。

 

なので、アスパラガスの効用は何か?と訊かれたら・・・

高血圧改善、スタミナ増強、利尿に血液浄化に効果がある、と言えると思います。

では、そのようなアスパラの効果を最大限引き出すにはどのように用いれば良いか、その方法についてお伝えしましょう。

 

■高血圧・血液浄化に煎じ薬■

アスパラギン酸、ルチンを効果的に摂取するには、アスパラ3本くらいを水1ℓで半分くらいの量になるまで煎じます。これを1日にカップ2杯、数回に分けて飲むことで血圧が安定します。また、特に血圧が高くない人でも、1日1カップずつ飲んでいると血液を浄化してくれます。

 

■利尿にはアスパラスープ■

腎臓の機能が低下している人や、膀胱炎で尿の出が悪い人などは、ミキサーにかけ裏ごししたものをスープにすると良いです。切り落とした茎も薄くスライスしてかき揚げなどに利用すれば美味しく頂けます。

 

■疲労回復のために毎日食べる■

主成分のアスパラギン酸には、血圧を下げるだけでなく代謝を促進して疲労を回復させる働きがあります。旬は4月から7月なので、国産のものがスーパーに並ぶこの時期は、意識して摂っても良いでしょう。暑さでスタミナをなくしている時にはチカラになってくれますよ。

その際、さっとボイルしてからマヨネーズをつけたり、ソテー、フライなどさっぱり目よりも少しこってりさせて油脂とともに摂ると疲労回復に効果があります。

なんだか、アスパラのことを書いていたら、無性に食べたくなってきました。ここ札幌でも、もう少しすると地物の美味しいのが出てくる頃。春の訪れを喜びながら、アスパラのバター炒めとエビスビールで一杯やるのが私流・疲労回復。最近ちょっとお疲れのあなた、アスパラギン酸を美味しく補給してみませんか?

 

★ここ北海道からとれたてのアスパラをあなたの食卓へ!

北海道美瑛産減農薬露地栽培訳ありアスパラ 2kg(M~2Lサイズ20本前後×4パック)【送料無料】【同梱不可/お届け日指定不可】【RCP】02P11Apr15

価格:3,240円
(2015/4/20 08:09時点)
感想(94件)

コメント

タイトルとURLをコピーしました