葛根湯はえらい!

東洋医学の知恵

d39da9209cb2068f2a09a543d68fbfe0_s

 

「葛根湯」をご存知ですか?

漢方医学でよく利用される薬です。葛(くず)の根、生姜、大棗(たいそう)、麻黄、桂皮、甘草といった、カラダを温める働きのある生薬で構成された漢方薬の万能選手です。どんなものに効くかというと、カゼ、気管支炎、肺炎、扁桃腺炎、結膜炎、耳下腺炎、口内炎、麻しん、水ぼうそう、肩こり、リウマチ、じんましん、高血圧などなどたくさんの病名が挙げられます。

なぜ、このようにさまざまな病気に有効なのでしょう?

 

それは、葛根湯には、「カラダを温める働きがある」からです。

 


 

■葛根湯で体質改善■

体温は健康に大きく影響します。36.5~37度が最も健康で免疫力の高い状態にあると言えます。ここからわずか0.5度下がっただけでも、カラダは「冷え」を感じ、かなりのダメージが生まれます。この頃は、体温が35度台の人も増えています。私が診させて頂いているクライアントさんの中でも体調不良が長く続いている方には、体温が35度台という方が多いです。こうした低体温が長く続くと排泄機能の低下や自律神経失調症、アレルギー症状なども出やすくなります。

 

例えば、朝起きた時、なんとなくボーッとしていたり、カラダがだるかったりしますが、これも体温と関係しています。私たちの体温は1日の中でも変動していて、最低温度と最高温度の間には1度位の差があります。寝ている間は、カラダも「省エネモード」に入っているため、明け方に最も低くなって起きがけは何となく調子が悪く感じ、徐々に上昇を続け、午後になると元気になったように感じるのです。

このように体温は、健康にとても重要な影響を与えます。体温が上昇しすぎるのも良くありませんが(発熱)、低下しすぎると生命活動を維持できなくなってしまいます。

 

前述した葛根湯ですが、服用するタイミングというのが大事です。

例えば、カゼに対してならば、「ゾクゾクと寒気がする時」「首筋や背中にコリを感じた時」「頭痛や筋肉の痛みを感じた時」、いわゆるカゼの初期症状が出はじめた時用いると効果を発揮します。すでにかかってしまって時間が経ったものは思うような効果が期待できません。

また、日頃から暑がりで強く汗をかく人や胃腸の弱い人には合わない場合があるほか、

 

①医師の治療を受けている人

②妊婦さん

③虚弱な人

④高齢者

⑤今まで薬で発疹・発赤・かゆみを起こした人

⑥むくみや排尿困難のある人

⑦心臓病・腎臓病の人

 

これらに該当する人は医師に相談してから用いる必要があります。飲み方は「空腹時に白湯で飲む」のが最も効果があります。私も以前、忙しさのあまり疲れが重なり体調を崩してカゼをひきかけたことがありました。しかし、大きなイベントを抱えていて倒れるわけにはいかないという時、葛根湯のお世話になりました。驚異的に効いて無事、急場を乗り切った体験があります。

その時は、イベントの準備で徹夜が続いており、かなりカラダも冷えていたのだと今考えれば思います。なので、カラダを温める効果のある葛根湯がなおさらのこと効いたのでしょう。まさに葛根湯様さまでした。冒頭で述べた症状に悩まれ、冷え体質をお持ちの方は一度試してみても良いかも知れません。

 

 

★まずは小さなサイズでお試しを!漢方専門の生薬量最大の25g使用の製品です。

【第2類医薬品】阪本漢法の葛根湯エキス顆粒 21包 【5,400円以上で送料無料】

価格:1,058円
(2015/4/20 09:33時点)
感想(0件)

コメント

タイトルとURLをコピーしました