断食のすすめ

断食

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体調が悪い時というのは、食欲が低下するものですが、これはカラダの正常な反応です。野生の動物たちは、ケガを負ったり、病気したりすると何も口にせず、じっとしていて体力が回復するのを待ちます。人間だけが、頭であれこれ考え、やれビタミンだ、やれミネラルだ、栄養を摂らなければならないと右往左往します。

しかし、体調が悪い時に食欲も無いのに無理して食べることほど愚かなことはありません。食べ物を食べると消化・吸収を行うために胃腸にばかり血液が集まり、本当に必要な負傷部までまわらず、エネルギーも消化に使われ、問題部位の修復のためには使われません。また、飽食の時代である現代は食べ過ぎによる肥満も増え、血液が汚れている人が増大しています。

食べ過ぎにより起こる症状には次のようなものがあります。

 

●免疫力が低下する。

●代謝が下がる。

●血液が汚れる。

●体温が下がる。

●肥満になる。

 


 

■断食は優れた健康法■

こんな症状を改善するのに有効なのが、「断食」です。一日いっぱいは無理という人は1食抜きの「プチ断食」でも構いません。一日3食食べている人が朝食を1食抜くだけでも立派な断食になります。これなら無理なく誰もが簡単にできますよね。これにより新陳代謝が良くなり、脂肪が燃焼しやすくなったり、便秘がなくなったり、健康的でスリムなカラダになる効果も期待できる上、自然治癒力を高めてたいていの病気を改善できる優れた健康法とも言えるのです。

プチ断食は、朝を1食抜いた後、昼食は腹八分目を守り、夕食は普段の半分の量で、就寝3時間前には済ませます。また、ふだんより少し水を多めに摂り、お酒やコーヒーなどの刺激物を控えます。

肝心なのは翌朝の断食明けの食事です。いくらお腹が空いているからといって、そこで食べ過ぎては断食の効果が台無しになってしまいます。以下のことを守りましょう。

 

●朝食にはおかゆをよく噛んで食べる。

●食べ過ぎない。

●昼食・夕食も量を少なめにする。

 

合わせて「運動」をすると断食との相乗効果でさらなる健康回復が期待できます。私たちのカラダは普段から運動によって熱を作り出していますが、骨格筋を動かすことにより、通常の4倍もの熱量を発生させることができるのです。その場合、筋肉量の多い下半身を動かすと効率の良い熱産生が期待できます。下半身を動かす運動と言えば、何をイメージできますか?

そう、「歩くこと」です。人間の全身にある筋肉のうち、実に70%以上が下半身に集中しています。下半身を動かすことにより、下肢の毛細血管が収縮・弛緩して、そのポンプ作用により、心臓に血液が戻りやすくなり、全身の血行も促進されるというものです。

あと、大切なのは「ストレスをためずに暮らすこと」。自律神経には、リラックスした時、優位になる副交感神経と、緊張状態が続いた時に優位になる交感神経があります。ストレス状態が長く続けば交感神経が優位になり、血圧が上がり、循環がうまくいかなくなり、血液が汚れやすくなります。そして、免疫力を司どるリンパ球の働きが低下してしまいます。病気にならないためには、時々、断食し、良く歩いて過度のストレスを避け、自律神経のバランスをとってやることが大切なのです。

 

 

 ★甲田先生の「断食」の考え方は私も参考にさせて頂いています。まずは基本を学ぶこと!

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