元気で幸せな100歳を目指す

ブログコンセプト

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「人間、元気で幸せに歳を重ねていくにはどうしたら良いのか?」

最近、ずっと考えていることです。

数年前から気になりだしたことがあります。

それは、「現在、先進国に暮らす人々にとって、年をとることは悲しみと不安の材料になっているのではないか?」ということです。

 

私たちが日常目にする老人の多くは、弱々しくカラダのそこかしこに何らかの病や痛みを抱え、自分の誕生日を迎えることを楽しみにするどころか怖がっています。年をとってからの年月を実りの時期だとは考えず、健康が衰えることを恐れるあまり、長生きすることを災いととらえている人さえあるように感じます。でも、はたして本当に年を重ねることは辛くて悲しみ多きことばかりなのでしょうか?

 


 

■長寿村を訪ねて感じたこと■

昔、20代の頃、中央アジアを旅しました。その時立ち寄ったコーカサス地方は、長寿村があることで有名なところでした。確かに元気で、年をとっても現役で仕事をしている老人が多く、彼らに歳を訊いてみれば、「100歳」とか、「130歳」という答えが返ってきました。しかし、あとで分ったことなのですが、実はこの地方に住む人々は出生証明を持つ人がほとんどおらず、正確な年齢を証明できるものが何ひとつないのです。つまり、彼らの答えのほとんどは嘘だったということ。彼らはみんなほら話が好きなのです。ちなみに私が聞いた最高齢の老人は「157歳」でした(笑)。
 
昔、この地方がソ連の統括下にあった頃、「長寿者の多い楽園的イメージ」を宣伝するためにソ連政府がこのほら話を利用したという説もあります。しかし、現にこの辺りはヨーグルトの発祥地であるトルコが近かったり、ケフィアと呼ばれる山羊の乳から作られる乳酸菌飲料が伝統的に飲まれていたため、あながち、長寿や健康と無関係ではないかもと思わされました。

今でも特に印象に残っているのは、老人たちの笑顔と明るさ、誰からも感じられる生命力の強さです。そして、何より感心したのは、この地方では老人が社会の中で重要な役割を与えられ、現役の生活者として周囲の役に立っているということでした。

例えば、街で若者同士の喧嘩が起ると、長老らしき老人がそこへ割って入り、仲裁して若者たちをなだめる場面に何度か遭遇しました。若者たちは老人の言うことを素直に聞き入れ、仲直りをしました。街では、年長者たちは皆、尊敬され、愛されている存在のように映りました。老人たちが皆、イキイキしているのです。
 
国単位でいえば、日本は世界一の長寿国です。医療の進歩により確かに平均寿命は伸びましたが、はたしてこの国に暮らす老人たちは真に健康で幸せな暮らしを享受できているのでしょうか?

私たちの暮らす社会では、テレビや映画などで、老人は弱く、非生産的で、気難しく、頑固な存在として描かれることが多いです。また広告では、きまって見た目の良い若者が登場して、老人は役に立たない者という印象を与えているようにも感じます。

これはたいへん危険な固定観念といわざるおえません。年をとることに悪いイメージを植え付けることは、人々の生きようとする意思に悪い影響を与え、寿命を縮めかねません。

否定的なイメージは健康を害し、寿命を縮め、現在をも台無しにしてしまうことが、アメリカ・エール大学の調査で明らかになっています。老いることに否定的な見方をしている人は、肯定的な見方をしている人よりも平均で7年半も寿命が短かったのです!しかもこうした傾向は、先進国と呼ばれる国ほど高くなります。私たちがコーカサスの老人たちから学ぶべきものは多くあるように思います。彼らは単に嘘つきなのではなく、ほら話をユーモアとして楽しむことができるほどの肉体的・精神的余裕と健康を日々の暮らしで養えているのです。

 

■100歳まで元気で生き抜こう!■

「本来、人間は健康的な生を全うするように作られている」私は、そう信じています。

傷口が自然とふさがり治るのも、食べた物が血や肉となり、余分なものが排泄されるのも、人間が意図して行われるものではなく、すべて自然が行ってくれるものではありませんか。私は、そこに宇宙の意思というか、神の計らいというか、そういったものを感じずにはおれないのです。そうした天地万物を貫く秩序に則って生きた時には、私たちの健康ももっと増進され、寿命だってさらに伸びると確信します。

 

政府の調査では、高齢化社会はさらにエスカレートし、1950年には1人の高齢者に対して12人の現役世代(15~64歳)がいたのに対して、2015年には1人の高齢者に対して現役世代が2.3人になっています。さらに今後、この状況が続けば高齢化率はより上昇し、2060年には1人の高齢者に対して1.3人という今までこの国が経験したことのない時代がやってきます。

まさにこれから来るべき超高齢化社会に向けて、頼りになるのが自身の健康であることは言うまでもありません。本ブログでは、治療家である私が今まで研究してきた数々の健康法や食事法、養生法を改めて整理し直し、読者の皆様に活用して頂ける健康情報を提供させて頂くとともに、健康に特化したアーカイブズとなるサイトへと育てていきたいと思っています。

「100歳まで元気で幸せに生きる!」をコンセプトに、ブログそのものも年を重ね、皆様のお役に立てたら嬉しいです。

 

 

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