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思想のようなもの

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所有欲について考える

最近、自分とモノの関わりについて考える。人生半世紀を過ぎ、随分と所有しているものが多くなった。これからはできるだけ手放したい。お金や財産を所有したり、収入の範囲で贅沢を楽しむことは間違った事ではない。しかし、現代人の多くはモノに中毒している。 考えてみれば、この世に自分のものなんてものは何一つない。すべては宇宙からの借り物なのだ。それはこの肉体さえも。カタチあるもの全て変化し流転する。幻なのだ。そ […]

男の本質とは?

電気がなければ照明がつかぬのと同じで、男という生き物にも、エネルギーが必要である。男にとってのそれが何かといえば、「女の支え」である。夫婦について言えば、夫は妻に立てられることで、男気を燃やし、男性性を発揮することができる。これが男性の本質なのだ。もし仮に、妻から夫として立ててもらえないとしたなら、その反動で夫は威張るしかなかろう。 「なぜ妻ばかりが夫を支えなければならないの?」そう疑問に思われる […]

「思う」は種まくこと

漢字というのは実によくできている。「現実」 という字は「王が見たものが実る」と書く。今、自分の目の前に広がっている現実、見ている現実というのは、過去にあった自分の「思い」がカタチになって現れたものにほかならない。過去の自分が、「未来にこうなったらいいなぁ」と思った「思い」が時を経て実った結果なのだ。 誰もが本当は王さま。王さまは「心の種」を持っている。全てがこの「心の種」から始まる。「思う」ことは […]

人生で一番に大切なもの

ある教授が哲学の授業で学生を前に、ガラス瓶を手に取り、中にゴルフボールをいっぱいに入れた。次に小石を取り出し、瓶へ入れた。今度は砂を取り出し、瓶へ注いだ。最後は2杯分のコーヒーを瓶に注ぐと学生たちは大笑いした。 教授は言った。「瓶は君の人生。ゴルフボールは、君の家族、健康、友人など大切なものを表す。他の全てを失っても大切なものは残り、人生は満ち足りたものであり続ける」 「小石は君の仕事、家、車。砂 […]

皐月は青春

古代中国の五行説に従えば、春は「青春」、夏は「朱夏」、秋は「白秋」、冬を「玄冬」と呼ぶ。これは何も四季のみならず、人生にも当てはまる。幼少期は人として芽吹く前の冬だから玄冬。未来に希望を膨らませる青年期は青春。活躍の時期が朱夏。そして人生の実りを楽しむ老年期は白秋となる。 五行説で青は春の色であるところから青春という言葉が生まれたのだが、5月はまさに青春に相応しい。夢や希望に満ちて、活力のみなぎる […]

豊かなアンテナを得るために

自分とは何かを考えた時、それは外の世界と内の世界を統合する存在だと思う。外と内とは自分の中で交流し合っていて、そこから新たな思想や行動が生まれ、世界に変化を生み出す。 外からの働きかけを受け止めるには、身体そのものが健康であるのは言うまでもない。外の世界に真っ先に触れているのは私たちの身体と五感だから。感情、思考、直感、その全てがからだと五感を通じて得た経験により成長していく。それはアンテナなのだ […]

陰陽の心を超える

この世のあらゆるものが、正反対の性質同士で関わりを持ちながら存在している。上と下。天と地。右と左。男と女。光と闇。私たちの心の中にも光と闇がある。どちらかが良いとか悪いという話ではない。どちらも異なる役割を持ちながら、宇宙に必要ゆえ存在している。まるで磁石の極のように。 磁石を真ん中から半分に切ってS極とN極を切り離すと、半分になった磁石からは再びS極とN極が現れる。それはきっと人間の心も同じこと […]

上機嫌こそ最高の衣服

人として生きるのだから、できるだけ最高の衣服を身につけたい。それはあの衣服。 普段何気なく使っている言葉には仏教由来のものが多い。「機嫌」もそうで、古くは戒律の名前だった。「譏嫌」と書き、譏は「そしる」、嫌は「きらう」という意味を持つ。 釈迦の時代、僧侶は修行に専念するため労働は禁止され、お布施に頼らねばならなかった。それゆえ釈迦は、常に僧侶が嫌われず、世間から尊敬される存在となるよう気を遣った。 […]

良寛和尚の金言

好きな人物の一人に良寛和尚がいる。書も達者で、生前優れた作品を数多く残している。あまりに好き過ぎて、若い頃彼の生まれ故郷、新潟を旅した事もあった。 良寛は晩年、大地震に見舞われた。友達が地震でわが子を亡くし、良寛は見舞いの手紙を書いた。 「災難に逢う時節には災難に逢うがよく候。死ぬる時節には死ぬがよく候。これはこれ災難をのがるる妙法にて候」 災難にあったなら、慌てず騒がずそれを受け入れよ。死ぬ時が […]

100人に好かれる必要はない

人は欲張りな生き物で、いつも完全を目指す。しかし、だからこそ疲れて落ち込むんじゃないか?私も年を重ねてこの頃は、「ほどほど」の持つ良さに気がつき、無理をしない。ポジティブがネガティブを上回ったなら、そこそこ喜ぶべきなのだ。 有名なパレートの法則がある。全ての事象は異なる比が80:20になるというもの。これは人間関係にも当てはまる。100人の人間がいたとして、自分を好意的に捉えてくれる人が80人はい […]

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