🍀 Organic cafe 知恵の木は 札幌にある美味しいオーガニックコーヒーとランチの店です!

骨粗鬆症の裏に隠された元凶

骨粗鬆症の裏に隠された元凶

最近、来院されるクライアントさんに骨粗鬆症の方が増えている。ちょっと転んだり、つまづいただけ骨折してしまったという人が多い。年をとるにしたがって誰もが心配になってくる「骨がモロクなる」病気だ。それだけ着実に高齢化社会が進行しているのだなと思う。

カルシウムが不足してくると骨密度が下がってきて、ひどい時には骨に「す」が入ったようになり、何でもないような事でも骨が折れてしまう実にやっかいなものだ。とかく日本人はカルシウム不足と言われ、骨粗鬆症も多いものと思われがちだが、日本よりずっと多くカルシウムを摂取している欧米でも骨粗鬆症は多い。なぜか?

日本のお年寄りたちも骨を丈夫にするためにと牛乳やチーズなどをさかんに摂っているが、長く摂ってきた欧米人とて、日本人以上に骨粗鬆症になるのだから、本当に役に立っているのかと疑問に思わないのだろうか?

実はこれが栄養学の一面的な見方による死角となるのだ。そもそも口からとり入れたカルシウムの分量だけで骨粗鬆症になるとか、ならないとか、いうのがおかしい。

戦前、まだ乳製品が一般的な食材となる前の日本人が、現代よりずっと骨が弱かったとは考えにくい。カルシウム摂取量が今と同じか、今より少なかったはずなのに骨が丈夫だったのは、日常的に体をよく動かしてたのも大きな理由なのではいか。布団の上げ下ろしや食器洗い、洗濯や掃除、トイレの立ち座り、そして歩くこと…。スポーツジムなんてない時代、日常生活でまめに体を動かすことが日本人の骨を丈夫に保ってきたに違いない。

あと大事なことが一つある。体内のカルシウムを体外に出してしまう成分が「リン」である。リンも骨には必要なミネラルではるが、体内でカルシウムと結合し「リン酸カルシウム」になるものもある。するとカルシウムは体外へ出て行ってしまうのだ。

リンを多く含む食品はネットで「食品成分表」を検索すれば出てくるが、一般的にいえば加工食品に多く含まれる。現代人で加工食品を全く口にしない人などないはず。人によっては全ての食事が加工食品で構成されている人だっているだろう。それこそが骨粗鬆症の元凶なのだ。今やそれは年寄りだけの話ではない。20代の若者の骨量もひどく低下してきているらしいが、まずここに原因があるのだと思う。

加工食品よりも手作り、スマホよりも読書、ネットフリックスよりも運動。もっと体を動かす習慣こそが、この先、骨粗鬆症を予防する最大の方法といえるのではなだろうか。

 

 ⭐️ 50 代以降、特に女性は骨粗鬆症のリスクが高まるので要注意!本書では骨を守る栄養素が手軽にとれる簡単おかずや役立つ1カ月献立を紹介。運動・生活アドバイス、骨粗鬆症の基礎知識も解説します。

50代からの骨粗鬆症対策の献立 骨密度を高める簡単レシピと1カ月献立/レシピ【1000円以上送料無料】

価格:1,430円
(2023/5/26 10:50時点)
感想(1件)

☟ありがとうございます!ポチってしていただけると励みになるのです。

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ
にほんブログ村

☟おかげさまで只今「ホリスティックライフ」部門1位独走中!

にほんブログ村 ライフスタイルブログ ホリスティックライフへ
にほんブログ村