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思い込み怪獣イドラを手放せ!

思い込み怪獣イドラを手放せ!

私が尊敬するイギリスの哲学者にフランシス・ベーコンがいる。彼は貴族でありながら政治家でもあり、神学者でありながら哲学にも勤しんだ才能溢れる人だった。

彼が生前残した言葉に「イドラ」がある。イドラといっても円谷プロが考案した怪獣ではない。その意味は、偶像や心に現れる心像のことだ。人が持つ先入観や偏見の総称でもあり、人間が陥りやすい誤りとして次に挙げた4つに分類される。

①種族のイドラ

自分の考えに固執し、その観点からしか判断できない状態。 イギリス料理は不味いとか、医者はお金持ちだというのがこれにあたる。

②洞窟のイドラ

自分が置かれた環境から作られた狭い世界で生まれる思い込みで、自分の周りの東大生は優れているから、東大生は皆、仕事ができるに違いない、というのがこれにあたる。

③市場のイドラ

ネット上の書き込みや、噂話など人の話しに惑わされる状態で、オイルショックでトイレペーパーが無くなるとの噂を聞いてスーパーに駆け込む行為がこれにあたる。

④劇場のイドラ

著名人や権威のある人の話しを鵜呑みにすることで、マツコデラックスが美味しいと言ったお菓子を取り寄せて注文するのがこれにあたる。

いずれも自分の思い込みや偏見により、対象となるものの真の姿を見る目を曇らせてしまう。

これは言わば、怪獣のようなものではないか?こうした怪獣を心に棲まわせることで、正しくものを見れなくなってしまう。私たちはこのイドラを手放し、対象となるものを澄んだ心の目で見ることで、真実を認識し、どんなことにも果敢にチャレンジできるようになる。

 

 ⭐️ 実は私が敬愛してやまないもう一人のフランシス・ベーコンがいる。そのもう一人のベーコンとは哲学者ではなく、美術家であり画家である。若い頃、美術の教科書に載っていた顔のねじれた人物の肖像画を見た私は絶句した。現代人のもつ不安と恐怖の感情が象徴的な筆致で描かれた作品はその晩、夢に出てきたほどだった。以来、ずっと好きな画家として私の意識の中に君臨する。

フランシス・ベーコン ーバリー・ジュール・コレクションによる

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