人工知能に席巻されるエンタメの未来
かなりやばい話だが、将来、私たち人類は人工知能=AIによって感情をも支配される時代が来るのではないかと懸念している。
将来どのようなレベルのAIが実現され、どの程度社会に実装されていくのかをシュミレートした資料を目にした。当然、各分野において広くAIは進出し、人間はそれにより職や職場を奪われる事になるのは容易に想像できるのだが、意外な分野に影響が及ぶとの予測には絶句した。それは何とエンタメ業界である。
2035年迄には、AIによって人間が介在する事なしに生成された小説や漫画、歌詞付の音楽、短編映像などが世界的に普及し、好評をはくしているであろうとの予測。もはや人間クリエイターの感性や技術など必要なく、画像・音声・音楽生成全ての制作分野においてAIが進化する為、誰もが専門的なクリエイタースキルなしに自分好みの作品を無料で生成できるサービスが普及する事になるらしい。
鑑賞者の好みのストーリーや音楽、演者をAIが勝手に分析・合成して容易に感動させられてしまうエンターテイメントをお手軽に創り出せるわけだ。つまりクリエイティブな領域が人間の専売特許でなくなるという事は、私たちの感情が人間以外のものによって支配されるという事でもある。
すでに現時点でも俳句はAIによって容易に創作できる。先日、ネットで何気なく見つけた句がなかなか素敵で私はちょっぴり感動したのだが、その後それがAIによって自動生成された作品と知り、思わず絶句した。感情支配はすでに始まっている!
⭐️ その後、その話を知人に伝えたところ、教えてくれたのが本書である!「見送りのうしろや寂し秋の風」そして、「病む人のうしろ姿や秋の風」。あなたには、この2つの俳句が松尾芭蕉と人工知能のどちらの作品かお分かりだろうか?もはや「情緒」は人間の専売特許ではない!?
価格:1,760円 |
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