猫吸い危険
「猫吸い」なる言葉がある。人間が猫に顔をうずめて息を吸う行為を指す。猫好きにはどうも堪らない行為らしい。猫アレルギーの人にとっては呼吸困難ともなる怖い行為だ。しかし猫は感染症に関しても怖い生き物と言えるのではないか。
先日、世界的に有名なラーメン店のオーナーが43歳という若さで亡くなった。彼が亡くなる数日前に猫に咬まれて仕事を休むという内容をSNSに投稿しており、猫咬傷の影響があったのではないかと報じられ話題になった。
死因は急性心不全で猫は関係ないと同店の関係者が回答しているようだが、なぜ急に心不全となっのかという謎は残る。若年者でも原因不明の心不全は起こり得るものの、猫に咬まれた日が近いゆえ本当に無関係なのかどうかという疑問は払拭しきれない。
猫咬傷は実は怖い。猫咬傷は犬咬傷に次いで多い動物咬傷だが、感染率は犬より高いことが指摘されている。パスツレラ症の原因となるのだ。咬まれるあるいは引っかかれるなどして猫から菌をもらって人間がパスツレラ症を発病することがあるのだ。注意するに越した事はない。
⭐️ 新型コロナのパンデミックを機に感染症に関心を持った貴兄は多いことと思う。いっそその好奇心を感染症全般にまで広げてこうした書籍を手に入れるのも良かろう。知識欲が満たされるのみならず、実践で役に立つ！
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