ヤクザな東宝一人勝ち
最近、映画館に足を運ばなくなった。自宅でプロジェクターを使って大画面で迫力ある映像を楽しめるからだ。
そこへ飛び込んで来たニュース。映画会社「東宝」の子会社「TOHOシネマズ」が、公正取引委員会から独占禁止法違反の疑いで調査を受けているとの事。同社は取引先に対し、他の映画館運営会社より優先して作品を配給する事、他社の映画館に配給しない事を強要。応じなければTOHOシネマズと取引できなくなることを示唆していたらしい。調べてみると、2020年の年間興行収入は以下の通り。
東宝 719億円
東映 47億円
松竹 119億円
KADOKAWA 20億円
東宝東和 38億円
ソニーピクチャーズ 13億円
ワーナーブラザーズ 81億円
ウォルトディズニ・ジャパン 95億円
ギャガ 27億円
東宝の一人勝ち。しかも収入は桁違い。殿様商売どころか、これで配給会社に脅しをかけるなんてまるでヤクザじゃないか。昔、日本の興業はヤクザが仕切ってきた。しかし、まさか令和になってもこういう脅しが行われてるとは。強い者が弱い者を虐める構図がここにある。
かつてスクリーン上で、強い敵に刀一本で立ち向かった昭和残侠伝の高倉健さんは、天国でどう感じているだろう。私はますますスクリーンから足が遠のきそうだ。
⭐️ な、な、な、何と!スマホ1台とこのプロジェクターがあれば、あなたのリビングが巨大シアターになってしまう!凄い時代になったものだ。今後、映画館の意味がますます問われることになろう。全ての娯楽は自宅で楽しめる。エンタメはもはや自宅のリビングがその主戦場となる!
価格:34,800円 |
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