今なお続く放射能汚染
福島原発事故から10年以上が経った今、周辺の海域で放射能に汚染されたスズキの一種、アカメが捕獲されるようになったとの事。
先日、台湾が福島県産の食品の輸入制限を緩和した事がニュースで報じらたばかりだというのに。きっと誰もが太平洋の放射能レベルも正常に戻ったと感じたに違いない。しかし、原発周辺の海は今も激しく汚染されている。漁獲検査でアカメのセシウム汚染が1kgあたり1400ベクレルも検出されたのだから。政府は1kgあたり100ベクレルを超える魚の販売を禁止しているから基準値の14倍もある。
2013年には原発近くで捕獲された岩魚から基準値の2,500倍以上の放射性セシウムが検出された事もあった。この状態、何世紀にも渡り続くかもしれない。しかし政府は、原発敷地内に貯蔵されている100万トン以上の汚染水を処理後、海に流すことをやめない。
昨日、スーパーで美味しそうな岩のりを見つけ、手に取った私。しかし、三陸産との表示を見つけ、戻してしまった事実が悲しい。
⭐️ 事故から時間が経過した今、その後の変化を正しく知るために書かれた資料。混同されやすい放射能、放射性物質、放射線の違いやセシウム、ヨウ素、ストロンチウムがどんな物質なのかなどわかりやすく解説されている。しかし、とどのつまり、水産物は安全なのか?その答えは、私たち自身が熟考の末、結論を出すしかない。
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