三五八漬けの気づき
最近、わが家の漬物がやたら美味しい。妻に訊ねると三五八〔さごはち〕漬けを活用しているという。東北に古くから伝わる伝統的な漬物で、三五八という人が考案したのかと思ったら、材料に使う塩・麹・米の割合が3・5・8なのでこの名がついたらしい。
漬け方は糠漬けとあまり変わらないが、よりまろやかで甘味あるものに仕上がる。もちろん、生きてる菌が相手なのでほったらかしにできず、お世話をしてやってはじめて美味しい漬物になるのだが、最近の妻は発酵菌とかなり上手くコミュニケーションできているようで、漬けるもの全てが美味い。
先日、私も妻の漬け床を拝借してタラを漬けたのを焼いて食べたらまるで料亭の味がした。
ふと思ったが、この頃の妻は発酵菌のお世話に忙しく、私は亀の世話に忙しい。興味の対象はそれぞれが発酵菌と亀になり、夫婦の会話が殆どない事に気がついた。
糟糠の妻ならぬ糟糠の夫婦になるべく、会話は大切にしなきゃな、と三五八漬けの旨いタラを食べながら思った。
⭐️ これから三五八漬けに挑戦してみたいというビギナーには、このような「素」を使ってみるのもアリだと思う。この美味しさは一度ハマるとクセになること間違いなし。野菜のみならず、魚や肉も漬けることができる。きっとあなたの食生活が変わります!
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