薄っぺら化していく世の中
デジタル化が進み、社会が薄っぺらくなっていっている。時間をかけて物事を完成させるのではなく、いかに速く仕上げるか、いかに注目されるか、ばかり優先されて中身がないものが増えている。あんこの少ないおやきみたいな。こうした事例は本に多い。
例えば、「社員の話は聞くな!アルバイトの意見を聞けば業績は爆上がりする!」みたいなタイトルのビジネス書があった。しかし読んでみると、単純に人員を削減した事で人件費が減って利益が増え、人が減ったので有能なアルバイトを社員に昇格させたら感謝された、というだけだった。当たり前の事やん!
本当はその部分以外の要因が絡み合って成果が出ているにも関わらず、本を売る為にインパクトのあるタイトルにしてみた、というだけだったのだ。
表面だけ見ていると本質が掴めない。これは政治にも言える。表面を見てしか判断できない有権者が多いゆえ、毎回選挙でも知名度のあるタレント候補者がすぐ当選し、良さげなマニフェストを掲げる人に目が行く。注意したい。
⭐️ 信州に、えらく美味しいおやきがあるという。その名も「小川の庄の縄文おやき」天然醸造による味噌や醤油で味付けされた具材がぎっしりと詰まっていて、それはそれは美味しい逸品だという。ちなみに具材の一番人気は「野沢菜」らしい。ううむ、なんとも本物感が十分伝わってくるではないか。薄っぺらなビジネス書とは大違い。一度食べてみたい。
価格:3,480円 |
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