やっかいな癒着
ある時、片方の肩が痛くて上がらないという女性が来院した。セオリー通りに治療しても思うように変化しない。質問を重ねると数ヶ月前に、痛む側と同側の開腹手術をしている事がわかった。
なるほど、原因は「癒着」だ。
手術をすると場合により筋肉や腱、靭帯などを切除する必要がある。また表面の皮膚や筋膜は切られ内容物に対する処置を行うため出血などが起こり癒着が生じる。
繋がっていたはずの組織が一度切断され再び不自然な状態で接合されてしまう。一枚の布を切り裂いたものを縫い合わせると再び一枚にはなるが、それはもう元の状態ではない。引きつれが生じるのだ。
その方の場合、手術した側のお腹の緊張をよく揉んで解いてあげたところ、肩は楽に上がるようになった。
もちろん手術しなければいけない症状もあるが、術後、手術痕のケアを行わないと不調は起こる。痛みの原因が本人も忘れていた手術の癒着にあるケースは少なくない。身体にメスを入れるのは最終手段であると心得たい。
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