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番長を救うための番長

番長を救うための番長

今月22日に行われたDeNA戦で、初のスタメン出場した中田翔が巨人移籍後初本塁打となる2ランを放った。この時、ネット裏で観戦していた長嶋茂雄氏も大喜び。問題を起こして日ハムを退団した中田を救った巨人で移籍後ホームランを打った事で、世間ではまるで美談のように語られた。

しかし古巣札幌では、暴力事件を起こしたにも関わらず無償トレードで巨人に移籍した中田に対し波紋が広がっている。なぜ巨人が中田を獲得したのか?候補には複数の有力選手がいたのに問題多い選手を取る必要などないではないかと。

しかし、そこに原監督が関わると、さらにもう一人の人物が浮かび上がる。

その人物とは、清原和博。そのやんちゃぶりや番長キャラで何かと比較される中田と清原だが、原監督は中田という問題児を救う事で既成事実を作り、清原復帰への道筋を作ろうとしているのではないか。

忖度国家日本。悪い忖度は政界のみならず、オリンピックにも、相撲界にも、そして球界にも蔓延る。今後の行方を見守りたい。

 

 ⭐️ きっとあの不可解なトレードさえなければ、この本を読んだファンは彼のことをずっと好きでいられたのではないか?中田選手本人に密着し、試合中の心境やグラウンドの外での姿や自身に対する野球への思いなど赤裸々に書いた一冊。女手一つで育ててくれた母や家族への思い。シーズンオフに行う壮絶なトレーニング…。華やかなグラウンドで見せることない人間・中田翔の素顔が見える。問題は彼ら選手の背後にある巨大な組織の思惑なのだ。

中田翔 逃げない心 プロ野球選手という仕事 [ 平山 讓 ]

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