発明の神は不足がお好き

世の中、機転が利く人がいる。何かが足りない時に、「なら、これで代用できるんじゃない？」と考え、実行に移す事ができる。

これ、当たり前のようで意外にできない。あまりに便利な世になったゆえ、日用品でも必要なものがないと、すぐコンビニに買いに行く人は多い。

それならまだマシで「あれがないならもう無理」と諦め、行動をストップする人さえいる。しかし、機転の利く人は買いに行く間ももったいないので、別なもので代用するか新たに創り出す。発明とは、こうした不足から生み出される。

主婦の中には機転が利く人が多い。キッチンペーパーがなければ新聞紙を使ったり、長ネギがなければタマネギを使ったり、パスタがなければ中華麺を使う。応用力が凄いのだ。

この点、男はダメだ。赤ちゃんのお尻ふきも、尻しか拭けないものだと思い込んでいる。

思うに、日本人が発明し世界で称賛されたウォシュレット。あれはきっとトイレに入った主婦が紙がないのに気づいて手洗い用の水で代用したのが始まりではないかと私は思っている。

 ⭐️ 主婦は発明の王様だと思っている。実際、数ある発明品や便利グッズの中には、普通の主婦が生活の中で不足を感じて生み出したものが多い。不足こそ「発明の母」だ。あなたも挑戦してみませんか？特許取得生活。多くの事例を紹介しながら、発想・試作、権利取得、企業への提案、ロイヤリティ契約までの方法をわかりやすく解説。この本の著者も、もちろん普通の主婦です！