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すてきは本当に「敵」なのか?

すてきは本当に「敵」なのか?

昔から疑問に思っていた事がある。「すてき」はなぜ「素敵」と書くのか?

もともと「素」という漢字には、「もとのまま」という意味がある。しかし「素敵」となると「もとのままの敵」となり、意味不明。

言葉自体は江戸時代後期から町民の間で使われ始めたらしいが、由来は「素晴らしい」の「素」に「的」がついたという説もある。その時代、泥棒のことを「泥的」、官僚のことを「官的」というような俗語があり似た使い方をしたのだろう。ならば、「素敵」は当て字という事になり「素的」が本家となる。

しかし、二つ並べて字面を眺めて見ると、「素的」よりも「素敵」のほうがステキに感じる。「素的」だと素朴過ぎる印象があるのだ。食物でも、人間でも少し毒を含むもののほうが美味しくて魅力的だったりする。

人を成長させ、人生を面白くするのも「敵」の存在だ。私たちは平凡な日常を一変させる素敵な毒の出現を密かに待ち望んでいるのではないか。

 

 ⭐️ 著者は、学生時代は110キロに達する肥満児だったが、米国留学中に筋トレと出会い、40キロ近いダイエットに成功する。大学時代に打ち込んだ総合格闘技ではトッププロ選手と生活をともにし、最先端のトレーニング理論とスポーツ栄養学を学ぶ。現在、Twitterで人が健康で幸福に生きるためのヒントを呟いているのだが、これがなかなか面白くてタメになる。彼の生き方こそ素敵だ。何を隠そう私も彼のファンなのだ。今、苦しみの渦中にある人にはおすすめ!やる気が起こり、幸福の青い鳥があなたのもとにやって来る!