沢田研二と妖怪ハンター

嬉しいニュースを耳にした。大好きな異色の漫画家・諸星大二郎先生の代表作に『妖怪ハンター』という作品があり、それを塚本晋也が実写化した映画がこの度、デジタル修復され、来月から東京のテアトル新宿を皮切りに全国で順次公開予定とのこと。

主人公の考古学者を沢田研二が演じた作品で、諸星ファンである私が見逃すわけないのだが、それが公開されたのは91年。その年、私は世界一周の旅に出ていて日本にいなかった。帰国後もビデオ化されていたことを知らずに過ごしていた私だが、この度、ネットニュースで再び全国公開との吉報に涙したのはいうまでもない。

塚本監督が「どうしても主演にお願いしたい」と熱望したのが沢田研二。妖怪退治に巻き込まれていく落ち目の考古学者という異色の役どころを若かりし日の沢田がどう演じているかが見もの。レビューによると、沢田と妖怪たちが戦うおどろおどろしいシーンが秀逸らしい。この夏の楽しみがまた一つ増えた。

 ⭐️ ホラーマニアにとって大絶賛のこの作品。Amazonで調べるとプレミアついてこの価格。でもファンとしては手に入れたい逸品。まずはこの夏、映画を見てから購入を決めたいと思う。