この世は地上天国
アメリカ在住の作家、ロジャー・フーズデンの言葉がとても印象に残っている。
「仕事をする時、やっていることに注意を向ければ、天上と地上を一つにすることができる。我々が注ぎこむ意識によって、その物質は一段と高められ、より素晴らしいものになる。そうやって我々は、物質世界を神とともに創る者となり、物だけでなく自分自身をも霊的な領域、愛の領域へと高める」
私たちは、自分の意識の向け方しだいで、仕事を単なる労働から魂のこもった神業に変えることができる。仕事が天上地上を一つにするものだとしたならば、それを為す人間は天と地を繋ぐ柱といえる。
だからなのかな?日本において神様を数える時、「柱」と数える。私たち人間がほかの動物にはない直立二足歩行を基本とするのも天地を結ぶ柱だからなのかも。仕事に注意を向けて魂を込めれば、それは神業となり、この世は神業に溢れた地上天国となる。
⭐️ イスラムの神秘主義者であり詩人のルーミー。そんな彼の詩に出会ったことにより、旅に出るギリシャ人イコン画家の話。深く神秘的な精神世界の様相についてシンプルな言葉を使い、読者をその世界へと誘う。本書はそんな精神世界のパスポートになり得る一冊。あなたもきっと、読後、世界の見え方が変わる!
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