陰陽の心を超える
この世のあらゆるものが、正反対の性質同士で関わりを持ちながら存在している。上と下。天と地。右と左。男と女。光と闇。私たちの心の中にも光と闇がある。どちらかが良いとか悪いという話ではない。どちらも異なる役割を持ちながら、宇宙に必要ゆえ存在している。まるで磁石の極のように。
磁石を真ん中から半分に切ってS極とN極を切り離すと、半分になった磁石からは再びS極とN極が現れる。それはきっと人間の心も同じこと。
心には陰の心と陽の心、ポジティブな心とネガティブな心の両面がある。人間として感情を持っている限り仕方がないこと。怒り、悲しみ、恐れ、嫉妬…、これらは切り捨てることのできないもの。嫌でも、否定したくなっても、全て大切な自分の一部。
深呼吸してから、そっと受け入れてみる。すると、それらの感情は愛を必要としていたのだと分かる。陰陽の心を、大きな視点から眺められた時、私たちの意識は陰陽の世界を超える。心に平安は訪れる。
⭐️ ご存知医療界の異端児かつ革命児・うつみんの書。ある意味、哲学書とも言える。きっと読者の中には反論する者も多いと思われるが、本書は、治療家だけでなく、ネット上で情報発信をしている全ての人にとって読む価値のある内容に満ちている。心の奥に存在するものがいったい何なのか?読後、あなたにもきっと理解できる!
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