良寛和尚の金言
好きな人物の一人に良寛和尚がいる。書も達者で、生前優れた作品を数多く残している。あまりに好き過ぎて、若い頃彼の生まれ故郷、新潟を旅した事もあった。
良寛は晩年、大地震に見舞われた。友達が地震でわが子を亡くし、良寛は見舞いの手紙を書いた。
「災難に逢う時節には災難に逢うがよく候。死ぬる時節には死ぬがよく候。これはこれ災難をのがるる妙法にて候」
災難にあったなら、慌てず騒がずそれを受け入れよ。死ぬ時が来たなら、静かにそれを受け入れよ。これが災難にあわない秘訣なのだと。
人生には色々な出来事が起こり、人は苦悩する。しかし、唯一できるのは、天に身を委ね、宇宙の流れに従う事。自然の摂理に抗わず現実を受け入れる。全てを宇宙に、そして神仏にお任せする。それができる人を「達人」という。良寛和尚は達人の道を示した。
時々、無性に良寛の思想や書に触れたくなる。自分もこの頃、苦悩してるのかな?
⭐️ 良寛さんみたいに生きられたなら、どんなにか楽だろうと思う。りきみ一つない生き方。子どもみたいな純真な明るい心。良寛さんは令和時代を生きる現代日本人にとって、あるべき生き方の理想をそっと指し示す。あんなお坊さんのような人に一歩でも近づきたいと願う。
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