キムチの起源
キムチといえば韓国の伝統的な国民食というイメージを誰もが持っている。けれど、本当にそうだろうか？
韓国の歴史的背景を考えるとキムチは比較的新しい食べ物な上、純粋な韓国独自の料理とは言えない。漬物のルーツが中国であるのに加え、唐辛子は豊臣秀吉が日本から朝鮮半島に持ち込んだものだから。当時、日本にはすでにポルトガルから入ってきた唐辛子があった。1592年に朝鮮半島に出征した秀吉は武士の足が冷えないようとその唐辛子を靴の中に突っ込んで半島に持ち込んだとの事。それまで朝鮮半島には唐辛子がなかった。
18世紀、朝鮮の農書に初めて唐辛子入りのキムチやコチュジャンの記述が登場する。しかし、それ以前にも日本にはすでに唐辛子を使った辛子味噌なるものがあり、この製法が伝えられてコチジャンになった。現在も韓国の輸入キムチの9割は中国産が占める。唐辛子を用いたキムチなる奇跡の食べ物は中国と日本の存在なしには誕生しえなかったことになる。
⭐️ 起源はともあれ、美味しいキムチはご飯との相性も抜群に良い。できれば、熟成が十分進み、ほのかな酸味が感じられ、乳酸菌発酵の加減が申し分ないものが理想である。で、そんなキムチがどこにあるか？であるが、ココにある！
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