🍀 Organic cafe 知恵の木は 札幌にある美味しいオーガニックコーヒーとランチの店です!

2021年2月

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不安の時代を平気で淡々と生きる

先月の米国における国会議事堂乱入騒ぎからひと月経った。大統領権限はトランプからバイデンへ引き継がれ何事もなかったかのように世界は動いている。 ディープステート=影の政府の目に見えるカタチでの転覆はなかった。ネット上でリツイートされ拡散された一部エリートの企てへの指摘は、十把一絡げに陰謀論と片付けられ、メディアはコロナ禍の不安を喧伝したまま日々は過ぎていく。 私はふと、歌人・正岡子規のある言葉を思い […]

80年代アイドル・ラプソディー

東京の知人からメールが届いた。彼女の娘さんが、マツコデラックスのテレビ番組に出演した映像がYouTubeにアップされてるので観てほしいとの事。 娘さんは現役女子大生。なんでも子供の頃から80年代のアイドルやファッションに興味があり、ネットで調べていくうちに詳しくなって、インスタで情報発信するうち凄い数のフォロワーがついた。それを見つけた番組スタッフから80年代解説者として出演してほしいとオファーが […]

朗読家に学ぶ余白の美

前回、井上陽水と玉置浩二の歌唱の違いを指摘した女性について書いた。彼女は独自の視点を持ち、会話の中に幾つもの気づきがある。職業は朗読家で、人に朗読を教えている。 「表現力が豊か過ぎるのはかえってアダになるんです」 朗読は作者と作品があって成り立つ。朗読家は作品を声に出し読む事により聞き手の想像力を喚起せねばならない。ところが読み手が表現に拘り過ぎると自らが主役になり、聞き手が物語に参加する機会を失 […]

井上陽水の未達成感

ある女性と話していて新しい視点を得た。話題は「井上陽水の凄さ」について。 「彼は天才だって思うんです」彼女が言う。 同感だ。私も詩を書くが、陽水の歌詞には先を予測できない荒唐無稽さと、組み合わせる言葉の意外性に天才を感じる。しかしその後、発した言葉に思考が止まった。 「それに比べて玉置浩二はダメ。陽水さんの歌う『恋の予感』は聴けるけど、玉置のは聴けません!」 私は最近、改めて玉置の歌唱の上手さに気 […]

豊かさの本質は鈴の音

尊敬する治療家の一人に、故人となられた野口晴哉先生がいる。先生は治療技術も神がかり的に素晴らしかったが、人間そのものを深く洞察し数々の名言を残されている。名言には、私の好きな次の一文がある。 「豊かな心とは、無い時は無いように生きることを楽しみ、ある時はあるように楽しんで、それにこだわらず、いつも生気溌剌とした気分で一日を暮らせることだ」 本当にその通りだ。大切なことはいつだってシンプル。人は絶え […]

人間はイキイキと生きるのが仕事

この頃、思う。人間は毎日をイキイキと生きるべきなんじゃないかと。個人がイキイキすれば家族がイキイキし、家族がイキイキすれば地域がイキイキし、地域がイキイキすれば社会がイキイキし、社会がイキイキすれば国は富み栄える。 では、何をもってイキイキと生きるのが可能になるのか?それは「繋がり」である。夫婦の繋がり、親子の繋がり、友人同士の繋がり、師弟の繋がり…。 人と人が交われば、そこにエネルギーは流れる。 […]

節分にはけんちん汁

本日は節分。世の人々は豆をまき、恵方巻を食するようだが、わが家はけんちん汁を作って食する予定である。 節分は年に4回ある。それぞれ立春・立夏・立秋・立冬の前日が節分であり、その日を境に季節が変わる。立春はいわば正月であり、前日の節分は大晦日に当たる。なので鬼を退治し、厄を祓い、良い運氣を呼び込もうという訳だ。 私の大好きな寺に鎌倉の建長寺がある。天狗様の銅像で有名だが日本最古の禅寺でもある。ここで […]

「今日から、きさらぎ」

今日から2月。和名で言えば「如月(きさらぎ)」。昔の日本人は情緒を重んじた。ゆえに月の呼び名もそれぞれ異なる言葉を用いた。 2月はまだ寒さ厳しく、更に衣服を重ねる必要があった事から「衣更着=きさらぎ」が当てられるようになった。なお「如月」と書くのは中国語からの引用。 思えば英語でも2月を「February」と呼ぶ。「2nd mounth」とは呼ばない。なのに日本人がそれまで使っていた如月を止め、2 […]

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