「かんじき履いて歩けば彫像に出会う」
札幌に雪が降り、大地が再び真っ白に覆われた。そんな時はある場所へいそいそと出かける。向かった先は、芸術の森。
ここの野外美術館が冬季間は無料で解放されるのだ。かんじきの貸し出しもあり、それを履いて散策するのが目的だ。夏は緑に囲まれていた彫刻たちがこの時期は白をバックに浮き彫りになる。その風景が浮世離れして実に良いのだ。
散策していて、一つ気になる作品に出会った。空を見上げる女性の彫像。よく見れば左の胸がえぐられている。もしや、乳がんで左の乳房を切除手術した女性がモチーフなのかもしれない。
作品からは、悲しみと、喜びと、希望、それらがない混ぜになった不思議な感情が湧いてくる。喜びと希望を感じるのは女性像が歌を歌っているからなのだろう。
人類は、どんな時代にも不遇を経験してきた。しかし、それを乗り越えた時、いつだって唇には歌があったのではないか。妙に惹かれる彫像だ。
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