80年代アイドル・ラプソディー
東京の知人からメールが届いた。彼女の娘さんが、マツコデラックスのテレビ番組に出演した映像がYouTubeにアップされてるので観てほしいとの事。
娘さんは現役女子大生。なんでも子供の頃から80年代のアイドルやファッションに興味があり、ネットで調べていくうちに詳しくなって、インスタで情報発信するうち凄い数のフォロワーがついた。それを見つけた番組スタッフから80年代解説者として出演してほしいとオファーが来たそうだ。
観ると楽しい内容だった。ゲストに南野陽子を迎え、アイドル当時のエピソードを語ったが、絶頂期には一曲につき150万円する衣装を8つも製作してもらったそう。時代がバブルゆえだが、今の若者たちからすると、私が青春を過ごした80年代はキラキラと眩しい光を放つファンタジーのように映るらしい。
ファンタジーは美しい、しかし、「幻想的」という意味を持つ。あの時代に生きた私達自身も儚い幻影なのだ。
*ちなみに知人の娘さんは真ん中の黒ブラウスのお嬢さん。
⭐️ 私はあの青春真っ只中だった1985年を忘れない。もう日本の芸能界に二度とあのようなアイドル爛熟期が訪れることはないだろう。青春はいつか終わりが来るゆえ青春。ファンタジーはいつか消え去るがゆえファンタジー。潰えてカタチはなくなっても思い出は記憶に残る、アイドルよ、永遠に。
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